小学校学習指導要領学年別配当漢字の構成と由来
− 漢字は旁(つくり)も合わせて意味を考えよう −
工事中
2002.10/1原案作成
2008.4/3更新

 子供の頃の漢字の勉強を思い出して下さい。「池は水に関係があるから、さんずいがつくんだね。」という先生の説明で納得できましたか?「じゃあ、右側の’也’は何なんだよ。それなら、漢字の’漢’は水に関係があるの?」とは思いませんでしたか。それから、「親は字のごとく、木の上に立って見ているものです」って、本当?「親を切ることが、どうして’親切’なの?」などなど。先生に聞いても、「良い質問だね。自分で調べて発表してね。」なんてね(先生も知らないなら、知らないって言えばいいのに)。漢字にまつわる疑問は放っておかれることが多く、丸暗記してきた(させてきた)のが現実。懲罰として漢字を練習させることも、以前は学校現場でよく行われていました。これで漢字の勉強が楽しいはずがありませんね。
 いろいろな先生方が漢字の指導方法を工夫していることと思いますが、他人と同じことをしていても新しい指導方法は生まれないものね。それから、「川は水が流れる様子からできた字だよ。」なんていうと、子どもは「じゃあ、これは?これは?」と、際限もなく聞いてきます。途中で切り上げたいところですが、「先生、知らないんだ!」なんて思われると面白くないですよね。どこかに調べてアンチョコ(=虎の巻、というよりはカンニングペーパー:死語?)作っておこう。そんな気持ちから、小学校学習指導要領配当漢字のすべてについて、その由来や成り立ちを調べてみました。
※漢字のルーツにも、甲骨、金文、篆文などがあり、意味も微妙に違うものがあるようですが、はらきんにとって分かりやすいものをえらびました。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

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1年生

 一本の横線で、ひとつを表す指事文字
 「口+右手の象形」で、ものをかばうように持つ手の意
 空から雨が降る様子を描いた象形文字。
 「○+鼎(かなえ:3本足のかま)」の会意」で、丸い形の容器をあらわす
 人が手足を広げて天と地の間に立つ様から、偉大な人の意
 「言の口に・を加えた会意」で、口にものを入れて発した不明瞭な声の意。→クリアな発音が「言」
 おおいの下にものがあることを示す指事文字
 火が燃える様子を描いた象形文字
 「草冠に化(=変化の意)」で、植物で著しく姿を変える部分のこと
 二枚貝を描いた象形文字
 「旧字:両手+ウ冠(屋根)+子+×(交差)の会意」で、伝授の行われる場所・学校の意
 のどから屈曲して出てくる呼気のこと
 長く数えて行き詰まった数の意
 人が木にかばわれて休息するさま。かばいいたわる意味をもつ。
 細長い大理石の彫刻を描いた象形文字で、かたく質の良い宝石の意味になる
 「A(ふた)+一の会意」で、何かを含んで押さえたさま。地中に含まれた砂金をあらわす
 「穴+工(つらぬく)の会意兼形声」で、突き抜けて穴があき、何もないさま。
 三日月を描いた象形文字
 犬を描いた象形文字
 「目+人の会意」で、人が目立つものを見ること
 もとは「]」に似た字で、交差すること。片手で5を数えると次からは折り返さなければならないことから5をあらわす
 人の口や穴を描いた象形文字
 「木+交(人が足を交差させたさま)の会意兼形声」で、情報が交錯して教授が行われるところの意
 「ナ(左手)+工(人為的に加工したもの)の会意」で、工作物を右手に添えて支える手、つまり左手のこと
 三本の横線で3をあらわした指事文字
 △型の山を描いた象形文字
 小さな子どもを描いた象形文字
 古くは一線四本であったが、のち四とかく。四は「口+八(分かれる)の会意」で、口からで大気が四散すること
 「旧字’絲’は、糸を二つ並べた会意」で、より糸のこと。小さく細かいという意味を含む
 「ウ(やね)+子の会意兼形声」で、屋根の下で子どもを大切に育て増やすこと
 みみを描いた象形文字で、やわらかいの意味をふくむ
 横線を縦線で切って端を切り捨てるさまを示す指事文字。7を半分にしようとするとあまりが出る中途半端な数の意
 車輪を軸でとめた一輪車を描いた象形文字
 指を含めた手首を描いた象形文字
 足が一本生の先に出るさまを描いた会意文字
 なよなよとした女性の体つきを描いた象形文字
 中心線の両脇に点々を付け、棒が削られて小さくなっていく様子を描いた象形文字
 ものが下敷きの上にのっていることを示す指事文字
 木を三つ合わせた会意文字
 人が立っている様子を描いた象形文字
 水が流れる様子を描いた象形文字
 「一+止(足)の会意」で、足が目標となる線に向かってまっすぐに進む様子
 「若芽のかたち+土の会意」で、地上に若芽が生えたさま
 「生(あおい草の芽生え)+丼(井戸の中に清水があるさま)の会意」で、草の芽や清水のように澄み切った青のこと
 三日月を描いた象形文字
 崖の下に石のあるさまを描いた象形文字
 「火+大の会意」で、燃えさかる火の色をあらわす
 もとは’人’と同じ字で、人が進むさまから、どんどん読み進んだ数の意・・・かも
 川の流れを描いた象形文字
 「足+人の形の会意」で、足先のこと。足先は人の先端部にあるので、先(さき)の意になった
 くぬぎやはんの木の実(いずれも黒い)を描いた象形文字で、黒いという意味から、朝のまだ暗い時間をあらわす
 「草冠+早の形声」で、艸(いくらでも生えてくる草)に’草’に当てたもの
 ひざから足先までを描いた象形文字
 「木+寸(手の指を少しの時間押し当てること)の会意兼形声」で、人がしばらく休む木があるところの意
 人が手足を広げて大の字になった姿を描いた象形文字
 「田(水田や狩り)+力の会意」で、畑仕事や仮に力を出す者=男のこと
 竹の枝二本を描いた象形文字
 旗竿を真ん中から突き通した象形文字
 へびの姿を描いた象形文字
 「田+丁(打ち込まれた釘の頭)の会意兼形声」で、T字型になった田のあぜ道のこと。
 大の字になった人間の頭上の高く平らな部分を横一であらわした指事文字
 区画された耕地を描いた象形文字
 土を持った姿を描いた象形文字
 二本線で2をあらわした指事文字
 太陽の姿を描いた象形文字
 中へつき込んでいくさまを描いた指事文字。または、入り口を描いた象形文字
 「禾(いね)+人の会意兼形声」で、作物が実って人に収穫されるまでの期間をからわす
 どんぐり状の木の実を描いた象形文字で、中の白い部分をさす
 左右二つに分けたさまをあらわす指事文字
 「一+白を合わせた文字」で、100をあらわす。白い色とは関係がない。
 土器につけた模様を描いた象形文字で、模様は生活の様子をあらわすことから、文字や文化をさすようになった
 立木の形を描いた象形文字
 木の太い部分に印を付けて、その部分をあらわした指事文字
 「夕(三日月)+口の会意」で、薄暗い中で自分の存在を声で示すこと
 目を描いた象形文字
 「大(人)+一の会意」で、人が地面にたったさまを示す
 手の筋肉をすじばらせて力むさまを描いた象形文字
 木を二つ並べて、木がたくさん生えている林をあらわした会意文字
 おおいをした穴を描いた象形文字。6をあらわすのは当て字
 (1)ひとまとめにする (2)新しい単位を作る


2年生

 「弓+縦線の会意」で、弓を真っ直ぐにひくさま
 二枚の羽をならべた象形文字
 「雨+云の会意兼形声」で、云は湯気が一印につかえて広がるさま
 「口(囲い)+(ゆったりした服)の会意兼形声」で、周りを垣で囲んだ畑や庭
 つくりは間が開いてゆとりがある衣。距離・時間の隔たりが大きいこと
 人が荷物を担ぐ様子を描いた象形文字だが、「喝(大声で呼びとめる)」に当てられ、広く人に尋問する意味になった
 「禾(いね)+斗(ます)の会意」で、作物をはかって等級をつけること
 飾りのある大きな面をつけて舞う人を描いた象形文字で、「覆う」という意味から、大民族や草木が大いに茂る季節をあらわす
 「ウ冠(やね)+つくりは豚」で、屋根のあるところで大切な家畜をかっているさま。
 「可(のどから声を出す)+欠(からだをかがめる)の会意兼形声」で、声に体を使って節を付けること
 手に筆を持って区切るさまをあらわした会意文字で、ある面積を区切って区画を記すこと
 回転や囲いをめぐらしたさまをあらわした象形文字
 「△(あわせる)+増の略字の会意」で、人が集まって話をすること
 「水+毎(音のみ)の形声」で、暗い色の海のこと。※南方の明るい色の海とはイメージが違う
 「糸+会(あわせる)の会意兼形声」で、色糸を合わせて刺繍をすることから、色彩を施した絵のことをあらわす
 「夕(=月)+ト(占い)の会意兼形声」で、欠けた月の残りの部分の意味から、外側をあらわす
 V(上下逆)形で中空の角をえがいた象形文字
 もとは木に繭(まゆ)がかかった象形文字。その「ガク」の音をのびのびと話す意味の語群に当てた
 「水+舌(まるくくびれたさま)※の会意兼形声」で、水が勢いよく流れる様子をあらわす ※「舌(した)」とは別字
 もとは「門に月」と書いた。門の間から月が見えるさまをあらわす
 「曲がった線+人がかがんださま、の会意文字」で、まるいことをあらわす
 「山+石の会意」だが、もとは「巌」の俗字
 「彦(ひたいが秀でた美男)+頁(あたま)の会意兼形声」で、くっきりとした美男のひたいのこと
 水+气(いき・気体)の会意兼形声
 「言+己(ふせた線が起きあがる)の会意兼形声」で、手がかりを引き出す言葉や目印のこと
 旧字は「帚(ほうき)→家事をする女性→女性のあるべき姿※)+止(=足)+キの音符の形声」で、定位置に戻って落ち着くこと
 ※古代中国の女性観であり、今日の道徳的価値観とは無関係
 弓の形を描いた象形文字、曲線の意を含む
 牛の頭部を描いた象形文字で、ギュウという発音は鳴き声の擬態
 骨の多い魚を描いた象形文字
 丘に楼閣が立っている様子を描いた象形文字で、都の中心部をあらわす
 「弓(かたい弓)+虫の会意兼形声」で、かたいからをがっちりかぶったカブトムシのこと
 「攴(動詞の記号)+爻(まじわる)+子の会意兼形声」で、子どもと交流し知識を与えること
 「斤(触れそうな二つの線)+しんにょう(進む)の会意兼形声」で、そばにちかよっていくようす
 頭の大きい子を描いた象形文字で、年長の子どもをあらわす
 「井(四角い型)+彡(模様)の会意兼形声」で、いろいろな模様をなす枠取りや型のこと
 「言+十(多くのものをひとつにまとめる)の会意」で、多くの物事や数を一つにまとめて考えること
 人体の上に・印を置いて描いた象形文字で、頭をあらわす。人体の上部先端をあらわす頭から、物事のはじめという意味がでた。
 「辛(切れ目をつける刃物)+口の会意」で、はっきりと言うこと
 「Γ(がけ)+泉の会意」で、岩石の間からわき出る水のことから、「もと」の意味が出た。野原を意味するルーツは当て字
 一枚扉の入り口を描いた象形文字。(二枚扉の入り口が「門」)
 祖先の遺物にかざりをつけてまつっているようすを描いた象形文字から、昔のものをあらわす
 穀物をつく杵(きね)をえがいた象形文字。「馬」とはもともと無関係
 「幺(わずか)+夂(足をひきずる)+彳(行く)の会意」で、少しずつしか進めず遅れていくさまをあらわす
 「言+五(交わる)+口の会意兼形声」で、交差して話し合うこと
 上下の面に穴を通すことを示した指事文字
 「ム(三方から囲んで隠す)+ハ(左右に開いて公開する)」で、かくさずに見せること
 「旧字:广(やね)+黄(火矢の明かりが四方に広がる)の会意兼形声」で、四方に広い広間のこと
 人が足を交差させた姿を描いた象形文字
 人が頭上に火をのせた様子を描いた会意文字で、四方に広がるという意味を含む
 もとは「老」と同じ意味の漢字で、腰の曲がった老人のこと。「曲がっている」という意味から、あれこれ思いを進めることをあらわす
 十字路を描いた象形文字。道、道を行く、動作する、行列になる、などの意味が出る
 台地に建てた高い建物を描いた象形文字。
 火矢(先に火をつけた矢)を描いた象形文字。黄色をあらわすのは、その火の光の色からきている
 「A(ふたをする)+口(あな)の会意」で、穴に合わせてきっちりふたをすること
 「ハ(分かれる)がふたつ+口(あな)の会意」で、水源の穴から水が分かれ出ること
 「旧字:弋(=或・ほこ)+口(かこい)の会意兼形声」で、武器で守るべき領域のこと。
 「列火(火)+里(えんとつのすす)の会意」で、すすのように黒い色をあらわす
 「A(ふたをする)+一の会意」で、ものを伏せ込んだ状況から、とらえた事態をあらわす
 川をせき止めるせきの象形文字の一部で、せきを作る材料の意から、人間の素質を意味するようになった
 「糸(ほそい)+田(小児の頭にある泉門)の会意兼形声」で、小さく細かく分離していること
 「人+乍(刀で切れ目を入れるさま)の会意兼形声」で、動作する、人為を加えるという意味になる
 「竹+目(算木=数え棒?)+廾(両手)の会意兼形声」で、竹でできた算木を両手で数えるさま
 足の形を描いた象形文字で、足が一所にとどまる様子
 「平+止(足)の会意兼形声」で、売り手買い手が足を止め、適切な価格を出すさま
 まっすぐな矢を描いた象形文字
 「女+市(つるが上へ向いて巻いたさま)の会意兼形声」で、女のきょうだいの上位のものをさす
 「田(小児の頭にある泉門)+心(心臓)の会意」で、いずれも思考が頭脳や心臓など体の中心部で行われることを示す
 「糸(繊維)+氏(うすく平らなさじ)の会意兼形声」で、繊維をすいて薄くのばした紙のこと
 「寸(手)+之(足で進む)の会意兼形声」で、手足を動かして働くことから転じて雑用をする役所のこと。遠方から来た僧を役所に泊めたことから仏寺をあらわすようになった。
 人の鼻を描いた象形文字で、自分をさすとき鼻を指さすことから、自分や起点をあらわすようになった。
 「日+寺(手足を働かせること)の会意兼形声」で、日が進むこと。
 「ウ(やね・いえ)+至(矢が目標に届いたさま)の会意兼形声」で、家の奥の行き詰まりの部屋
 「示(祭壇)+土(盛り土)の会意兼形声」で、土地の生産力をまつる土地神の祭り
 「弓+彡(かざり)の会意」で、装飾的な弓は機能面で劣ることから、弱いという意味が出た。しなやかという意味を含む
 髪の生えた頭部全体を描いた象形文字
 「禾(いね・作物)+火(天日)の会意」で、収穫物をほすと縮むさまから、夏に大きく伸びたものが縮むとき・季節のこと
 しんにょう(進む)+周の会意兼形声
 「草冠+日+屯(芽が生え出るさま)の会意兼形声」で、陽気がこもり、草木が生え出る季節
 「聿(ふで)+者(音のみ)の形声」で、一所に定着させる意。筆で字を書き付けて、紙や木簡に定着させること
 「小(小さく削る)+ノ(そぎとる)の会意」で、削って減らすこと、または足りないさま
 「土+易(太陽が美しくのぼるさま)の会意兼形声」で、日当たりの良い高めの開けた土地
 男女が性交するさまを描いた象形文字。容色が関係することから、顔や姿、彩りなどの意味が出る
 「A(集めてふたをする)+穀物を盛ったさまの会意」で、食物を容器に盛って、やわらかくして食べること
 心臓を描いた象形文字
 「左は木を切るさま+斤(おの)の会意兼形声」で、切りたての生木のこと
 偏は小型の刃物を形取ったもの。刃物なら痛みを感じるほど近い距離で見ている人、または直に刺激を受ける人の意
 「旧字:内部は米倉のある農村の所領+口(かこい)の会意」で、紙に所領を書き付けた地図のこと
 「左は女性を数珠繋ぎにしたさま+攴(動詞の記号)の会意」で、順序よくつないで数えること
西 ざるやかごを描いた象形文字。ざるに水を入れても流れ去ることから、太陽が去る方角をあらわすようになった
 石板をぶらさげてたたき音を出す楽器を描いた象形文字
 「晶(きらめく三つの星)+生(みずみずしい芽)の会意兼形声」で、澄んで清らかに光る星のこと
 「日+青(澄み切ったさま)の会意兼形声」で、澄み切ったよい天気の日
 「刀+七(中程で切る)の会意兼形声」で、刃物をぴったりと切り口に当てて切ること
 「雨+彗(すすきの穂でつくったほうき)の会意」で、万物を掃き清める雪の意
 「ハ口(くぼみに沿って水が流れるさま+舟の会意兼形声」で、水流に従って進む舟
 「糸+弋がふたつ(細くけずること)の会意兼形声」で、後につくりは泉になった。細い糸のこと
 剪(切りそろえる)の原字で、半歩ずつ進む礼儀正しい歩き方から、進む・前方などの意味になった
 「糸+且(ものを重ねたさま)の会意兼形声」で、糸を上へ上へと重ねて編んだくみひも
 「大(人の姿)+足の会意」で、人がおおまたで走るさま
 夕または肉を重ねてたっぷりとあるさまをあらわした会意文字
 もとは「泰」で、「水+大の会意兼形声」。太は異体字
 各部分がつながってまとまりをなした人間の体の意。もとは’體’と書いたものの俗字
 もとは’臺’で、「土+高+至の会意」で、土を高く積んで人が来るのを見張る見晴らし台のこと。のちに’台’の字で代用した
 「土+也(うすい体ののびたさそり)の会意兼形声」で、平らにのびた土地の意
 「水+也(細長いさそりやは虫類)の会意兼形声」で、帯状に長く伸びたみぞや池のこと
 「矢+口の会意」で、矢のようにまっすぐ物事の本質を言い当てること
 もとは「草冠+余(のばす・くつろぐ)の会意兼形声」で、緊張をといて体をのばす効果のある植物の意
 「旧字’晝’:「筆を手に持つ姿+日を四角に区切った形の会意」で、日の照る時間をここからここまでと筆で区切って書くさま
 老人が長い頭髪をなびかせて立つ姿を描いた象形文字
 尾のぶらさがった鳥を描いた象形文字
 「草+日+水の会意」で、草の間から太陽が昇り、潮が満ちてくる時間をさす
 「直線+目の会意」で、まっすぐ目を向けること
 「甬(人が地板をトントンとふみとおること)+しんにょうの会意兼形声」で、途中で止まらず突き通ること
 「ひもが垂れたさま+棒の指示文字」で、棒の低い位置をあらわし、兄弟で背の低いものをあらわす
 「广(家)+占(ものごとを一つに決める)の会意兼形声」で、一つの場所に家をかまえて商いをすること
 「占(ものごとを一つに決める)+口の会意」で、占って特定の箇所を選び決めること
 「雨+申(のびる)の会意兼形声」で、さっと伸びるいなずまのこと
 反った形の片刃の刀を描いた象形文字。両刃のものが’剣’
 食料をぶらさげて貯蔵したさまを描いた象形文字で、食べ物を貯蔵する時期をさすようになった
 「旧字’當’:「田+尚(音のみ)の形声」で、取引する二つの土地の面積を同じにすること
 中心に棒を通し袋の両端をしばったさまを描いた象形文字で、突き通る意味をもち、太陽が地面を突き出てくる方角をあらわす
 「竹+合の会意」で、竹のふたが容器とぴたりとあうこと
 「頁(あたま)+豆(じっと立った高坏)の会意兼形声」で、まっすぐにたった頭のこと
 「四角い板+口(あな)の会意」で、板に穴をあけて突き通すこと。突き抜ければ通じるという意から、同一・共同・共通などの意味になる
 「しんにょう(足の動作)+頁(あたま)の会意兼形声」で、頭を向けて進んでいく道のこと
 「旧字’讀’:言+賣(客の目をひきとめて売ること)の会意兼形声」で、しばし息を止めて区切ること
 「屋根の形+入の会意」で、大いに中に入ること
 「納屋ふうの小屋を描いた象形文字+¥(草)の会意兼形声」で、暖かい小屋で促成栽培することをあらわし、暖気を取り込むことから南の方角をさすようになった
 切った動物の肉を描いた象形文字
 馬を描いた象形文字。向こうみずに突き進む意味を含む
 「出+買(取引して利益を出す)の会意兼形声」で、ものを売りに出してもうけること
 「网(あみ・さらえる)+貝(財貨)の会意」で、取引して利益を出すこと
 穂が左右に出た麦を描いた象形文字。’来’と意味が入れかわった
 「牛(ものの代表)+ハ(分ける)の会意」で、ものを二つに分けること
 「※型に開き散るさま+田の会意」で、さっと種を田にまくこと。そこから、種をまく動作を数えることばになった
 「おの+手の会意」で、手に斧を持っているさまをあらわした文字。成人男性をあらわすもとの字は’夫’
 「凡(帆)+虫(いきものの代表)の会意兼形声」で、帆をゆらし、生き物に影響を与える風のこと
 「ハ(分ける)+刀の会意」で、二つに切り分けること
 「門(中を隠す門戸)+耳の会意兼形声」で、遠くのことでよく分からないことが耳にはいること
 米粒が四方に散った様子を描いた象形文字
 右足と左足を合わせて書いた会意文字
 子供を産んで乳房が発達した女性をあらわした象形文字
 左右に柄のはりだした鍬(すき)を描いた象形文字で、左右に直線上に伸びる意から、方位を指す意味になった
 二人の人間が背を向けた様子を描いた象形文字で、背くの意。寒い方向に背く意から、北をあらわすようになった
 「頭部に髪をゆったさま+母の会意兼形声」で、「母」とほぼ同じ意味だが、とくに次々と子を産むことを強調している文字
 「女+未(木に一をつけ、まだ育ちきらない枝の意)の会意兼形声」で、女きょうだいで下位のものをさす
 「旧字’萬’:さみを持ち猛毒のさそりを描いた象形文字」で、音だけかりて、長く続くことをあらわす。’万’は卍の変形
 「冏(まど)+月の会意」で、窓から月光が差し込んでものが見えるようになること ※「日+月」でないことが意外かつ残念
 「口+鳥の会意」で、鳥が口から音を出して存在をつげること
 細い毛を描いた象形文字で、細く小さい意を含む
 左右二枚の扉を設けた門を描いた象形文字で、閉じる・分かりにくいなどの意味を含む
 「月+亦(両方のわきの下)の会意兼形声」で、昼をはさんで両わきの時間、つまり夜のこと
 「里+予(のびること)の会意兼形声」で、広く伸びた田畑や野原のこと
 かばい合うように曲げた手をふたつ書き並べた会意文字で、かばい合うような仲間のこと
 「H(長方形の板)+ト(棒)の会意」で、板に棒で穴をあけ通すこと。転じて、通用の意味になった。
 「つくりは尾羽を建てたきじ+日の会意兼形声」で、光が目立って高く輝くこと
 もとは穂が垂れて実った麦を描いた象形文字。’来’と’麦’は誤用され、意味が入れ替わってしまった。
 「田(四角く区切りを入れた土地)+土の会意」で、区画された耕地や住居地のこと
 「玉(宝石)+里(区画された土地)の会意兼形声」で、宝石の表面に見える筋目のこと。筋目をつけるという動詞にも使われる
 「言+千(丸くえぐる刃物)+口の会意兼形声」で、勢いよく話すこと。※舌は活発の「活」の一部分と同じで、意外にも「舌(した)」とは関係がない


3年生

 「亞(四角く掘り下げた土地)+心」の会意兼形声で、くぼんで落ち込んだ気持ちをあらわす
 「ウ(やね)+女」の会意で、女性を家の中に落ち着かせたさま。押さえつける意味を含む
 「日+音(口に何かはさまって発音がはっきりしないさま)」の会意兼形声で、閉じこもって日光が差し込まないこと
 「かこい+矢」の会意で、矢をしまう容器のこと。もとは別字の、医者や巫女をあらわす’醫’の略字として使われるようになった。
 「禾(たれた稲)+女」の会意で、しなやかに力無くたれることから、ゆだねるの意になった
 「音(口に含んで発音がはっきりしないこと)+心」の会意で、思いを心の中に秘めて外に出さないこと
 「逆さになった’子’の字(安らかに生まれたこども)+肉」の会意で、生まれたこどもの肥立ちがよく、太って健康なこと
 「○印+鼎(かなえ)」の会意で、まるい形のもの、また広くものや人を数える単位になった
 「阜(土もり)+完(まるく欠け目なくとりかこむ)」の会意兼形声で、まわりを取り囲んだ土べい。
 偏はもと’今+酉’だったものを、よく似た’食’にかえたもの。「’今+酉’(とじこめる)+欠(口を開けた人の形)」の会意兼形声で、こぼれないように口の中に入れておくこと
 「しんにょう(足の動作)+軍(戦車で取り巻いた陣)」の会意兼形声で、ぐるぐるまわること
 「水+永(ながくのびる)」の会意兼形声
 「旧字’驛’:馬+旁は罪人を次々と面通しすること」の会意兼形声で、−・−・−のようにつながっていること
 「大+一」の会意文字で、大の字になった人の中央を一印で示したもの
 「木+黄(火矢の光が四方に広がるさま)」の会意兼形声で、中心線からはずれてはみ出た横木のこと
 「尸(覆って垂れた布)+至(行き詰まったさま)」の会意兼形声で、上から覆って出入りを止めた意
 「水+皿にものをのせてふたをしたさま」の会意兼形声で、中に水気がこもって暖かいようす
 姿勢の違う二人の人が並んで、変化をあらわした会意文字
 「草冠+何(人が直角にものを持ったさま」の会意兼形声で、茎に直角に葉がのったようになっているはすの葉のこと。’何’が疑問詞に使われるようになったため、’荷’が「になう」という意味に使われるようになった。
 「田+介(人が間に入り込んで左右に分けるさま)」の会意兼形声で、田畑の中に区切りを入れて分ける境目」
 「門+幵(平等に並んだすがた)」の会意で、とびらを左右平等にひらくこと
 「阜(土を盛り上げる)+皆(音符:そろう)」の会意兼形声
 「塞の上部(れんがを積み上げたさま)+冫(こおり)+ウ(屋根)」で、氷の冷たさを防ぐことを表している。
 「咸は戈でショックを与えて口を閉じさせること。感は咸+心」の会意兼形声で、強く心を動かすこと。または強い打撃や刺激を与えること。
 「つくりの部分は’乾く・水がない’の意で、それに水がついて、乾いた土地を表す。元来、水がない銀河のことを言ったが、古くから中国湖北小漢水のことをいった。
 官は公用人が隊をなしている家のことだが、官が役人を指すようになったため、官に食をつけて、公用人が食事を取る大きな建物を表すようになった。
 厂は切り立った崖のこと。これに山と干(音符)をつけて、水際が崖のように切りたっているところ。
 「己(曲がりつつ起きあがるさま)+走(足の動作)」の会意兼形声で、下にあって目立たなかったものが、起きあがってくること。
 「其(四角い箕を描いた象形文字で、四角くきちんとしていること)+月」の会意兼形声で、一年が春分→夏至→秋分→冬至の四点を経て一回りすること。
 「ウ(家・屋根)+各(足が四角い石につかえて止まること)」の会意兼形声で、他人の家にしばし足が止まること、またはその人。
 「九(手が奥に届いて曲がったさま)+穴」の会意兼形声で、穴の奥の行きづまるところまでさぐること。
 「及(人+手の会意文字で、逃げる人を後ろから追いかけて手でつかまえるさま)+心」の会意兼形声で、ゆとりがなく迫るような気持ちのこと。
 「及(人+手の会意文字で、逃げる人を後ろから追いかけて手でつかまえるさま)+糸」の会意兼形声で、糸が切れる度に継ぎ足していくことから、一段一段と順序をなす意味になった。
 「ウ(やね)+口が二つ(建物のスペース)」の会意文字で、奥深く、幾棟もの建物があることを示している。
 「求(体にまいて締める皮ごろもを描いた象形文字)+玉」の会意兼形声文字。
 フタ付きのくぼんだ容器を描いた象形文字で、くぼむ・ひっこむ、の意。転じて、現場から去る、姿を隠すの意味になった。
 喬は高い家の形の屋根の先端が曲がったさまを描いた象形文字で、高くて曲がってしまう、の意味を含む。橋は「木+喬」の会意兼形声で、高く曲がった橋。
 ぎざぎざのとめ木のついた台を描いた象形文字で、でこぼこがあったつかえるの意味を含み、すんなりとはいかない仕事のことを表す。
 曲がった物差しを描いた象形文字。
 「句(「+」+口の会意文字で、小さい区切りの意)」が変形した字で、小さい枠を区切ること。
 「艮(目にくまどりをつけること)+金」の会意兼形声で、はめこみ・くまどりなどに用いて、いつまでもあとをとどめる、腐食しにくい金属のこと。
 古くは區と書いた。「コの反対向き+狭い口三つ」の会意文字で、こまごまして狭い区画を区切るさま。
 「艸(くさかんむり)+古(頭蓋骨の象形文字で、固く乾いているの意)」の会意兼形声文字で、つばが出ないにがい味のする植物のこと。
 「鼎(かなえ)に両手をそろえて差し出すさまを表した会意文字。
 「尹(手と|の会意文字で、上下を調和する働きを示す)+口」の会意兼形声文字で、人々に号令して円満にまとめおさめる人。
 「系(ノ=ずるずるひきずるの意と糸の会意文字)+人」の会意兼形声文字で、ひもでつなぐこと。
 「右側は工作台の上に縦糸を張ったさまで、まっすぐなこと+車」で軽快にまっすぐ走る戦車のこと。転じて、身軽なこと。
 深い皿に、祭礼にささげる血のかたまりを入れたさまを描いた象形文字。
 「夬(指をコの字型にしてえぐること)+水」の会意兼形声文字で、水によって堤防がえぐられること。転じて大きく事態が動く、決定する、などの意味になった。
 「幵(二つのものの表面をといで高さをそろえること)+石」の会意兼形声文字で、石の表面を研いで平らにすること。
 県は首を逆さにした形で、見せしめのため高いところからぶら下げることを示す指事文字。 ※縣とは別字
 「广(いえ)+車」の会意文字で、車や兵器を入れて屋根をかぶせたくら。
 「胡(牛のあごを覆ってたれる皮)+水」の会意兼形声文字で、大地を覆う大きな水、つまり湖水のこと。
 「ウ(屋根)+口(あな)」の会意文字で、家屋の北壁にあけた通風口のこと。通風窓から空気が出て行くように、気体や物がある方向に進行すること。
 手にかける’手かせ’(手錠のようなもの)を描いた象形文字。手かせをかけられるような危険を逃れられたこと。
 巷は邑+共の会意兼形声文字で、村里への通路のこと。港は「巷+水」の会意兼形声文字で、水上の通路のこと。
 「口+(下部は屈曲して出るさま)」の会意文字で、声をかすれさせて大きな声を出すこと。
 艮は目+ヒ(ナイフ)の会意文字で、頭蓋骨の目をえぐること。一定の所に止まって取れない、の意味を含む。根は「艮+木」の会意兼形声文字で、止まって抜けない木の根。
 「肉+又(=手)+示(祭壇)」の会意文字で、肉のけがれを清めて供えること。
 ふせてかぶせる皿を描いた象形文字。
 士は男のシンボルが直立するさまを描いた象形文字で、男、立つ、の両方の意味を持つ。仕は「士+人」の会意兼形声文字で、身分の高い人のそばに立つ侍従のこと。
 死は「歹(骨の断片)+人」の会意文字で、人が死んで、骨に分解することをあらわしている。
使 「吏(手に記録用の竹を入れた筒を持った様子から、役目をきちんと処理する役人のこと)+人」の会意文字で、仕事に奉仕する人を示す。
 「台(行為を起こす意)+女」の会意兼形声文字で、初めて胎児をはらむことから、ひろく物事の始まりを表す。
 「手+旨(音符)」の形声文字で、まっすぐ伸びて直線に物を差す指。
 下部は口の中の歯を描いた象形文字。それに音符「止」を書きそえた字。
 寺は之(足の象形文字)+寸(手)で、手でおしすすめる、手をじっと止めるの両方の意味がある。詩は「寺+言」の会意兼形声文字で、心の進さまをことばであらわしたもの。叙情詩・叙事詩両方の意味を含む。
 「二(並べる)+欠(人が体をかがめたさま)の会意文字で、小休止の意味。のち、物を順序づけて並べる意味に用い、次第に順序をあらわす言葉になった。
 「計算に用いる竹のくじ+手の会意文字で、役人が竹棒を筒の中に立てるさま。人の司る所定の仕事や役目の意に転じた。
 「寺(寸=手+止の会意兼形声文字で、手の中にじっと止めること)+手」の会意兼形声文字で、手にじっと止めて持つこと。
 「弋(先端の割れたくいを描いた象形文字。道具の象徴)+工(仕事)」の会意兼形声文字で、道具で工作することから、道具の使い方や行事の仕方を表すようになった。
 もとは實。「ウ(やね)+周(いっぱい)+貝(たから)」の会意文字で、家の中に財宝をいっぱい満たす意。
 もとは寫。「ウ(やね)+鵲(かささぎ)の異体字」の形声文字で、場所をうつす意味を含む。
 柴がこんろの上で燃える様子を描いた象形文字。古くから「これ」を意味する近称指示詞にあてて用いられた。
 火が燭台の上でじっと燃えるさまを描いた象形文字。同じ場所にとどまる、の意を含む。
 「ウ(やね)+寸(手)」の会意文字で、手で屋根の下に囲い込んで守るさまを示す。
 「耳+又(手)」の会意文字で、捕虜や敵の耳を戦功のしるしとして、しっかり手に持つことを示す。
 「酋(酒つぼから発酵した香りが出るさまを描いた象形文字)+水」で、しぼり出した液体の意。
 「爪(=手)+又(=手)+舟(音符)」の形声文字で、Aの手からBの手に落とさないように渡し、失わないように受け取るさまを示す。
 川の中に中州ができたさまを描いた象形文字。砂地の周囲を水がとりまくこと。
 「手+合(あつめる)」の会意文字で、集めまとめること。転じて、ひろい取る意になる。
 「冬(冬の貯蔵用の食物をつり下げたさまを描いた象形文字。1年の終わり。)+糸」の会意兼形声文字で、糸巻きに糸を始めから終わりまで巻いたことを表す。
 「羽+白(動詞の符号)」の会意文字で、羽を重ねること、または取りが何度も羽を動かす動作を繰り返すことを示す。
 「隹(とり)が3つ+木」の会意文字で、たくさんの鳥が木の上に集まることをしめしている。現在の文字は隹を1つに省略したもの。
 「主(燈台の上に火がついているようす。じっと動かないの意も)+人」の会意兼形声文字で、じっと立って動かない、の意。
 「東(棒が突き抜けた袋を描いた象形文字。突き通すの意。)+人が土の上に立ったさま」の会意兼形声文字で、人の重みが地上の一点にかかるようす。
宿 「百(二人の人が縮んで寝るさま)+人+ウ(やね)」の会意兼形声文字で、狭いところに縮んで泊まる意味。
 「斤(おの)+戸(音符)」の形声文字で、木をさくさくを切り分けること。のち、指示代名詞に使い、「所+動詞」の形で・・・するその対象を指し示すようになった。
 「者(コンロで柴を燃やすさま。火力を集中するの意)+日」の会意兼形声文字で、日光の暑さが集中すること。
 「且(積み重ねたさまを描いた象形文字)+力」の会意兼形声文字で、力が足りないときに力をそえること。
 「召(手をぐるりと回して招くこと)+日」の会意兼形声文字で、光をぐるりと回して、すみまで照らすこと。
 肖は小(小さい破片の削ったさま)+肉の会意兼形声文字で、親の形を小さくした子の体。細く小さく少ない意を含む。消は「肖+水」の会意兼形声文字で、水が細ること。
 「高い台+章の略体」の形声文字で、平原の中の高台のこと。周に滅ぼされた殷(自称「商」)の人たちが行商をするようになったことから転じた。
 「音+印(まとめる)」の会意文字で、ひとまとめをなした音楽の段落。まとまってくっきりと目立つ、の意を含む。
 「力+朕(持ち上げる)の会意文字で、力を入れて重さに耐え、物を持ち上げること。
 「人+舛(左右の足の部分)+木」の会意文字で、人が両足で木に登った姿を示す。
 「直(目でまっすぐに見る)+木」の会意兼形声文字で、木をまっすぐに立てること。
 稲妻を描いた象形文字。まっすぐに伸びること。
 女性が赤子をはらんださまを描いた象形文字。重く筋骨のつまった体のことで、充実する、いっぱいつまるの意味を含む。また、手足や器官を含めた体全体のこと。
 「申(稲妻を描いた象形文字)+示(祭壇)」の会意兼形声文字で、稲妻のように不可知な自然の力のこと。のち、不思議な力や目に見えない心の働きをもいう。
 「ヒ(さじ)+鼎(かなえ=容器)」の会意文字で、さじで容器を満たすさまを示す。
 右側は、穴+火+又(=手)の会意文字で、穴の中に深く手を入れて火をさぐるさま。深はそれに水をつけた会意兼形声文字で、水の奥深いこと。
 「しんにょう(進む)+隹(鳥)の会意」で、鳥が飛ぶように前に進むこと
 十の字が三つ合わさった会意文字で、30年にわたり期間が伸びること。長く延びた期間を表す。
 敕は束(引き締める)+攴(動詞の符号)からなり、引き締めて正すこと。整は「敕(引き締める)+正(足が線にまっすぐ進さま)」の会意兼形声文字で、きちんと正すこと。
 「上部分(重ねる印)+日」の会意文字で、時日を重ねること。
 「A(三方から囲う)+工(工作)」の会意文字で、完全に囲って保存された加工物を表す。欠損なくそろえる、の意を含む。
 「木+目」の会意文字で、木を対象に置いて目で見ること。AとBが向き合う関係であることを表す。
 つくりは物を両手でささげるさま。これにしんにょうがついた会意文字で、物をそろえて他所へ運ぶことを示す。
 「相(木を対象にして見ること)+心」の会意兼形声文字で、ある対象に向かって、心で考えること。
 「自(鼻)+心」の会意文字で、鼻から呼吸をすること。呼吸は生きている証でもあるから、安息・生息・子孫などの意味もある。
 「束(木の枝を束ねることから、間をあけないの意)+しんにょう(足の動作)」の会意兼形声文字で、間延びしないよう、間をつめていくこと。
 「旗+矢」の会意文字で、旗の下に矢を集めて置いたさま。同じものを集めてグループにまとめた意味を含む。
 「也(蛇を描いた象形文字)+人」で、蛇の害などの安否を気遣ったことから、異変の意から転じて、見慣れないことや他のことを表すようになった。
 「丁(釘の頭のことで、直角に打ち付ける意を含む)+手」の会意兼形声文字で、トントンと打つ動作を表す。
 対=對の左側は業の上部と同じ、楽器をかける柱を描いた象形文字で、2つで対をなす台座。それに寸(動詞の符号)を加えた会意文字で、2つで1組になること。
 「彳(おこなう)+寺(手足の動作)」の会意兼形声文字で、手足を動かして相手をもてなすこと。
 「人+弋(くいを描いた象形文字:音符)」の形声文字で、同じポストに入るべき者がたがいちがいに入れかわること。
 「弟(くいにつるが巻いたさま。段階の意味)+竹」の会意兼形声文字で、竹の節が順序よく一段一段と並ぶことを示す。
 「頁(あたま)+是(まっすぐのびること)」の会意兼形声文字で、まっすぐ正面に突き出た額の意。そこから、見出しの意味が出た。
 「山+厂+火」の会意文字で、もとは山中から掘り出される石炭のことと思われる。木を燃やした後の炭も表すようになった。
 「矢+豆(たかつき)」の会意文字で、どちらも比較的寸法の身近いものを合わせて短いことを表した。
 「言+炎(本来は火が3つで、さかんなの意)」の会意兼形声文字で、さかんにしゃべりまくること。
 もとは著が本字で、「くさかんむり+者(つまる、集まる)」の会意兼形声文字。著が著作に専用されるようになったため、つくという意味に着を使うようになった。
 「水+主(音符:同じ場所に居続ける主」の会意兼形声文字。
 「木+主(じっと燃える燈明を描いた象形文字)」の会意兼形声文字で、じっと立つ木のこと。
 一点に打ち込むくぎの頭を描いた象形文字。
 「巾(=布)+長(長髪がなびくさまを描いた象形文字)」の会意兼形声文字で、長いたれ布のこと。
調 「言+周(田の全体に作物を点々と植えたさま)」の会意兼形声文字で、全体にまんべんに行き渡らせること。
 「しんにゅう(足の動作を示す符号)+つくりは物を積み重ねたさまを描いた象形文字」の形声文字で、あとに従って進むこと。
 「ウ(やね)+正(音符)」の会意兼形声文字で、足をまっすぐ家の中にたててとまるさまを示す。
 「广(いえ)+えんにょう(横に伸ばす)+壬(足を伸ばして立った人の足→伸ばすの意」の会意兼形声文字で、屋敷で平らにのばしたところ、つまり庭。
 「竹+由(=抽:細い穴から抜き出す)」の会意兼形声文字。竹の管に息をふいて鳴らす笛。
 旧字は鐵。「金+(切る)+呈(まっすぐ)」の会意文字で、まっすぐに物を切り落とす鋭利な金属のこと。
 旧字は轉。「車+專(=専:まるく回転するもの)」の会意兼形声文字で、車のように回転すること。
 「者(こんろの上で柴を燃やすさまで、火力を集中すること)+おおざと(まち)」の会意兼形声文字で、人口の集中する大きなまち。
 「又(=手)+庶の略体(音符)」の会意文字で、手尺で一つ二つとわたって長さをはかること。
 「手+殳(たてぼこを手で立てるさま)」の会意兼形声文字で、もとは立てる動作のこと。
 たかつきを描いた象形文字で、じっと一所に立つの意を含む。のち、高坏の形をしたまめの意に転用された。
 「山+鳥」の会意兼形声文字で、渡り鳥が休む海の小さい山、つまり島のこと。
 「易(太陽が勢いよく昇るさま)+水」の会意兼形声文字で、湯が勢いよく蒸気を上げてわきたつこと。
 「癶(上にのぼる両足)+豆(高坏)+持ち上げている両手」の会意文字で、上にのぼる、上に上がるの意。
 「竹+寺(音符)」の形声文字で、もと竹の節、または、竹簡の長さが等しくそろったこと。
 「重(人が体重をかけて地面を突くさま)+力」の会意兼形声文字で、足でとんとんと地を突く動作。
 「辛(鋭い刃物)+目+東(つらぬく)+土」の会意兼形声文字で、刃物で目を突き抜いて盲目にした男のこと。
 「「林+辰(かい)」の会意文字で、林を焼き、貝殻で土をやわらかくすること。
 「皮(皮衣を手で引き寄せてかぶるさま)+水」の会意兼形声文字で、水面がななめにかぶさる波。
 「酉(さかつぼ)+人がひざまづいた姿」の会意文字で、人が酒つぼのそばから離れないさま。
 「人+’否’の変形(切り離し、振り切るの意)」の会意兼形声文字で、2つに分け離すこと。分ければ数は2倍になる。
 「竹+相(両側に向かい合う)」の会意兼形声文字で、もと、一輪車の左右にペアをなしてつけた竹製の荷かごのこと。
 「火+田」の会意文字で、雑草や作物の茎を焼いて肥料とするはたけのこと。
 「癶(足を左右に開く)+殳(動詞の符号)」の会意兼形声文字で、左右に開く動作。
 「厂+又(手)」の会意文字で、布やうすい板を手で押して反らせたさま。
 「土+反(反る・傾斜する)の会意兼形声文字。
 「木+反(音符:手で反り返らせる)」の会意兼形声文字で、反り返って張った木の板。
 「頭のついた動物のかわ+又(=手)」の会意文字で、動物の毛皮を手で体にかぶせるさま。
 「非(羽が両方に開いたさま)+心」の会意兼形声文字で、胸が裂けるようなせつない感じのこと。
 「羊+大」の会意文字で、形の良い大きな羊のこと。
 「自(鼻を描いた象形文字)+音符」の形声文字で、せまい鼻腔の特色に名付けたことば。
 「竹+聿(手でふでを持つさま)」の会意文字で、毛の束をしめて竹の柄をつけたふで。
 「二すい(氷の割れ目を描いた象形文字+水」の会意兼形声文字。氷はその略字。
 「毛+衣」の会意兼形声文字で、毛皮の衣を表に出して着ることを示す。外側に浮き出るの意を含む。
 「のぎへん(稲)+少(小さい・細い)の会意文字で、こまかいことを表す。
 「やまいだれ+丙(両足をぴんと開いたさま)」の会意兼形声文字で、病気になって体が弾力を失い、ぴんと伸びている様子。
 口(または四角形)を三つならべて、いろいろな物を表した会意文字。
 「人+貝(財貨)」の会意文字で、人が財貨を背負うこと。
部 「(丘や村)+(音符:ふくれる・左右に分ける)」の会意兼形声文字で、もとは土盛りや丘のことだが、多くは分ける・区分するの意味に用いる。
 「船+(人に手をぴたりとつけるさま)」の会意文字で、もとは船にぴたりとつける船板のこと。のち、体にぴたりと着く衣服を表すようになった。
 「示(祭壇)+(音符:酒を豊かに満たしたさま)」の会意兼形声文字で、紙の恵みが豊かなこと。
 「牛+勿(多色の吹き流し→はっきり見分けられない)」の会意兼形声文字で、色合いのはっきりしない牛の意味から、一定の特色がないいろいろな物を表す。
 浮き草が水面に平らに浮かんだ様子を描いた象形文字。
 「しんにょう+反(もとへもどる・はねかえる)」の会意兼形声文字。
 「免(女性が出産する様子)+力」の会意兼形声文字で、無理をして力むこと。
放 「方(両側に柄ののびたすき)+動詞の符号」の会意兼形声文字で、緊張や束縛を解いて上下左右に自由に伸すこと。
 「口+末(細いこずえ→細かい)」の会意兼形声文字で、口で微細に味わうこと。
命 「A(あつめる)+人+口」の会意文字で、人々を集めて口で説明し、伝えるさま。
 「首(あたま)+外側を囲む線」からなる会意文字で、頭の外側を線で囲んでできたその平面を表す。
 「門(2枚とびらを閉じて隠す→分からないこと)+口」の会意兼形声文字で、分からないことを口で探り出すこと。耳で探るのが「聞」。
役 「ぎょうにんべん(足・行く)+殳(動詞の符号)の会意文字で、遠くに行って仕事をすること。
 「くさかんむり+楽」の会意兼形声文字で、植物の実や根をすりつぶしたくすり。
 酒や汁をぬきだす口のついたつぼを描いた象形文字で、ある事柄が生じた理由の意となる。
 「水+由(音符:酒や汁をぬきだす口のついたつぼを描いた象形文字)」の会意兼形声文字で、とろとろと出てくる油の意。
 「又(音符:手)+月(肉)」の会意兼形声文字で、わくを構えた手に肉をかかえこむさまから、物事が形を成してある意。
 「しんにょう(足)+つくりは水+子の会意文字で、子どもがぶらぶらと水に浮くこと」の会意兼形声文字で、定着せず揺れ動く意味を含む。
 2つの輪をずらして向こうへ押しやるさまを描いた象形文字で、押しやる、伸ばす、のびやかなどの意を含む。
 羊を描いた象形文字。羊はおいしくて良い姿をしたものの代表。
 「水+羊(音符)」の形声文字。ひつじとは関係がない。
 「艸+下は三枚の葉が木の上にある姿を描いた象形文字」の会意兼形声文字で、うすく平らな葉っぱのこと。
 「阜(おか)+昜(音符:太陽が輝いて高く上がるさま)」の会意兼形声文字で、明るい、はっきりとした、の意を含む。
 「木+つくりは永(水がながく流れる)+羊」の形声文字。もとはくぬぎの木のこと。のち、もっぱら象(すがた)の意に転用された。
 「艸+洛(音符)」の形声文字で、植物の葉がぼろりと落ちること。
 「云(頭から生まれる赤子)+川(用水が流れるさま)+水」の会意兼形声文字で、流れる意を強調したもの。
 「旗+人が二人」の会意文字で、人々が旗のもとに隊列を組むこと。
 左右両方が対をなして平均したはかりをえがいた象形文字。
 「糸+つくりは皮をはいできれいな緑の部分が見えた竹」の会意兼形声文字で、青竹のような緑に染めた糸。
 「示(祭壇)+し(=豊で、高坏にお供えを盛ったさま)」の会意兼形声文字で、形よく整えた祭礼を示す。
 「歹(ほね)+刀」の会意文字で、一連の骨を刀で切って並べること。
 「糸+東(集めたものの中から上質のものをより分ける」の会意兼形声文字で、生糸をやわらかくしてより分け、上質にすること。
 「足+各(音符:足が石につかえて、転がし進むこと」の形声文字で、もと連絡みちのこと。
 「口+禾(粟の穂がまるくしなやかに垂れたさまを描いた象形文字)」の会意兼形声文字。


4年生

 「心+夂(足をひきずる)+旡(人が胸をつまらせてのけぞったさま)」の会意兼形声文字で、心が切なく詰まって、足もそぞろに進まないさま。
 「木+安(女性を家に落ち着けたさま)」の会意兼形声文字で、その上にひじをのせて押さえる木のつくえ。
 「曲がった棒を描いた象形文字+手」の会意兼形声文字で、手で道具を用いて仕事をする、の意。
 着物の襟の部分を描いた象形文字。はだを隠す、の意を含む。
 「人+立(人が両足でしっかり立つ)」の会意文字で、人がある位置にしっかり立つこと。そこから、所定のポストを占める、の意を含む。
 「口(かこむ)+韋(口印の周囲を右足と左足が回っているさま)」の会意兼形声文字で、ぐるりと周囲をかこむこと。
 「肉+丸い胃袋に穀物が点々と入っているさま」の会意文字で、丸い袋状のいぶくろ。
 「手+右はひざまずいた人」の会意文字で、手で押さえて人をひざまずかせることを表す。のち、上から押さえて印を押す意となった。
 「艸+央(大の字になった人の首を一印でおさえたさま)」の会意兼形声文字で、中央がくぼんだ丸い花。
 「木+冠はかがり火でとりまくこと」の会意兼形声文字で、木全体をとりまいて咲いた花。派手な、の意となる。
 「鹵(地上に点々と結晶したアルカリ土)+監(音符)」の形声文字。古くは、舌に強い刺激を与える味のこと。
 「人+意(考えて胸がいっぱいに詰まる)」の会意兼形声文字で、胸一杯に考えるだけ考えた大きな数のこと。
 「力+口」の会意文字で、手に口を添えて勢いを助けるの意。
 木の上にまるい実がなったさまを描いた象形文字。
 「貝+化(姿をかえる)」の会意兼形声文字。
 「言+果(みのり)」の会意兼形声文字で、成果をたずねて調べること。
 「艸+牙(ちぐはぐにかみあう)」の会意兼形声文字で、双葉がかみあっている植物の芽。
 「己(はっとしておき立つさまを描いた象形文字)+攴(動詞の符号)」の会意兼形声文字で、はっと緊張させて起こすこと。
 「木+戒(武器を両手でもって脅かし、相手を驚かせること)」の会意兼形声文字で、手足の自由を奪うかせ。転じて、仕掛けのある道具の意。
 「かぶせる物+口または古(あたま)」の会意文字で、かぶせてじゃまをし進行を止めること。
 「圭(三角に角ばった玉器>きちんと角ばるの意)+行」の会意兼形声文字で、きちんと区切りをつけた町並みのこと。
 「人の足+口印」の会意文字で、歩いていく人の足が石などの障害につかえた姿を示す。つかえたということから、それぞれにの意になった。
 「上部は、片方が教え、片方が受け取る行為が行われる家の意+見」の会意兼形声文字で、見聞きした刺激がまとまり、はっと知覚されること。
 「ウ(やね)+元(まるい頭を描いた象形文字)」の会意兼形声文字で、まるく取り囲んで欠け目なく守るさまを示す。
 「ウ(やね)+下部は人や物の集団を示す」の会意文字で、家屋に大勢の人が集まったさま。公的な家屋に集まった役人のこと。
 「竹+官(やねの下に囲ってある人)」の会意兼形声文字で、まるく全体にゆきわたるの意を含む。
 「門+中は音符」の会意兼形声文字で、左右の扉にかんぬきをつらぬいて、しめることを示す。
 「見+左は音符(そろえるの意)」の会意兼形声文字で、物をそろえて見わたすこと。
 「頁(あたま)+原(まるい泉・まるいの意)」の会意兼形声文字で、もとはまるい頭のこと。生真面目という意味を含み、一心に求めることを表すようになた。
 「メ(まじわる)+巾(ぬの)」の会意文字で、細かく交差して織った布のこと。布は隙間が少ないことから、希少の意味をもつようになった。
 「禾(こくもつ)+子」の会意文字で、麦や粟の実る期間のこと。
 「糸+己(曲がっていること)」の会意兼形声文字で、糸の始めに目印を付け、そこから巻く・織るなどの動作を起こすこと。
 「口+のこりの上部(台のついた器に食べ物を盛って飾りを付けたさま)」の会意文字で、ごちそうを供え、または音楽を奏でてよろこぶことを示す。
 「其(四角い箕(み)を描いた象形:音符)+のこり(はた)」を描いた会意兼形声文字で、きちんとした形の旗。
 「口を四つ+犬」の会意文字で、さまざまな容器を表す。犬は種類の多いものの代表として加えられた。
 「木+幾(人の首に武器を近づけて、わずかで届きそうなさま→わずかである、細かいの意)」の会意兼形声文字で、木製の細かい部品またはわずかな接触でかみあう装置のこと。
 「言+義(かどめがついていてかっこうがいいこと)」の会意兼形声文字で、かどばって折り目のある話のこと。
 頭や手足のついた動物の毛皮を描いた象形文字。毛皮は身にまといつけるものであることから、離れたり散ったりしないように引き締めること。
 「水+粒(つぶ)の略体」の会意文字で、涙を出すこと。
 「攴(動詞の符号)+求(引き締めること)」の会意兼形声文字で、引き締めて食い止めること。
 「糸+合(欠け目をふさぐ)」の会意文字で、織り糸の欠けたところをすぐつなぎ合わすこと。または、欠け目やすきを入れずにくっつくの意。
 「手+與(手を同時にそろえて力を合わせて動かすこと)」の会意兼形声文字で、手をそろえて同時に持ち上げること。
 「水+魚」の会意兼形声文字で、魚(さかな)から派生した動詞。
 上部は物の形、下部にそれを支える両手を加えた会意文字。両手をそろえる意から、「ともに」の意味が生まれた。
 「十(区切りの良いまとまり)+力三つの会意文字」で、多くの力を合わせること。
 「金+竟(楽章のさかい目)」の会意兼形声文字で、銅を磨いて、明暗のさかい目をはっきりとうつし出すかがみ。
 「言+言+人+人」の会意文字で、二人の人が言葉で言い合って、勝つか負けるかやりあっていることを示す。
 「木+亟(人の頭から足先までを張り伸ばしたこと)」の会意兼形声文字で、端から端まで張ったしん柱のこと。
 「言+川(難所を貫いて流れる川の水)」の会意兼形声文字で、ことばで難題をほぐして通すこと。
 「車+勹(外側をとりまく)」の会意文字で、兵車で円陣を作ってとりまくことを示す。
 「邑(むら)+君(まるくまとめる)」の会意兼形声文字で、城市を中心に一団をなして取り巻いた村や町。
 「彳(いく)+磨i台の上に縦糸を張ったようす)」の会意兼形声文字で、両地点をまっすぐにつないだ道のこと。
 「土+刑(小刀でわくの形を刻む)」の会意兼形声文字で、砂や粘土で作った鋳型のこと。
 「日+京(高い丘に建てた家)」の形声文字で、大きいという意味と、日陰の意味がある。
 原字は「木+土+人が両手をさしのべたさま」の会意文字で、それに艸を加えた。人が植物を土に植え育てることを意味し、不要な部分や枝葉を整える意味が加わった。
 人が口を開け、体をくぼませてかがんださまで、くぼむ・足りないなどの意味を含む。
 「糸+吉(入れ物の口にしっかりとふたをしたさま)」の会意兼形声文字で、糸やひもで入り口をしっかりしばること。
 「聿(筆をまっすぐに手でたてたさま)+廴(すすむ)」の会意文字で、体をまっすぐにたてて堂々と歩くこと。
 「人+建(体をまっすぐにたてて堂々と歩くこと)」の会意兼形声文字で、「建」が単に立つ意味になったため、人をそえて原義を表すようになった。
 「馬+僉の略体(物を寄せ集め、まとめること)」の会意兼形声文字で、馬を乗り比べて善し悪しを試すこと。
 「口(かこい)+古(かたくひからびた頭蓋骨)」の会意兼形声文字で、周囲からかっちりと囲まれて動きのとれないこと。
 「力+工(上下両面にあなをあけること)」の会意兼形声文字で、努力を要する難工事で、その工夫を凝らした仕事とできばえのこと。
 「女+子(こども)」の会意文字で、女性が子どもを大切にかわいがるさま。
 「イ+右は、垂れた的とそれに向かう矢との会意文字で、的をねらうこと)」で、弓矢を警護する武士。転じて、爵位を表すようになった。
 「舟(もとは方とかき、並ぶの意)+亢(人の首がまっすぐにたつさま)」の会意兼形声文字で、舟が並んで堂々とすすむこと。
 「米のしるし+庚(糸巻きのかたい心棒)」の会意兼形声文字で、かたい筋の入った穀物の外皮のこと。
 「牛+口」の会意文字。上位者に告げるの意味に用いた仮借字。牛の角につけた棒が危険を告知する意味から出たという説も。
 「穂の形+左(左手でささえる)」の会意兼形声文字で、穂を交差して支えるとぎざぎざして揃わないようす。
 「艸+采(つみとる)」の会意兼形声文字で、つみなのこと。
 「日(覆い)+取」の会意文字で、かぶせた覆いを無理に取って少量をつまみ取ること。もとは極少の意味だったが、やがて少ないの意味を失って、「一番ひどく」の意を示す副詞となった。
 「木+才(流れを断ち切る堰)」の会意兼形声文字で、たち切った木。
 「日+乍(音符:切れ目を入れる)」の形声文字。乍は字の意味と関係がない。
 「木+レ(おさえてとめる)」の会意文字で、ピンや釘でおさえてとめる木のふだ。
 「刀+左側は尸(しり)+布で、人が布で尻のよごれをふきとるさま」の会意文字で、刀でさっとよごれをこすりとる意。
 「メ(刈り取る)+朮(もちあわ)+殳(動詞の符号)」の会意文字で、もちあわの穂を刈り取り、その実をそぎとること。
 「ウ(家)+祭(お供えの肉をすみずみまで清めること)」の会意兼形声文字で、家のすみずみまで清めること。転じて、曇りなく目を利かす意になった。
 三つの玉のかんざしをきらめかせた女性の姿を描いた象形文字。入り交じってちらちらする意を含む。
 「文(あや・かざり)+厂(かどだつ)+生」の会意文字で、母体の一部がくっきりと切り離されて生まれること。
 竹の葉をばらばらにするさまを描いた象形文字(金文)または、皮をはぐさま+攴(動詞の符号)の会意文字(篆文)で、植物の皮や身をばらばらにそぎとるさま。
 「歹(ほね)+戈2つ(刃物で切って小さくすること)」の会意兼形声文字で、切り取って小さくなった残りの骨片。
 男性の陰茎の突きたったさまを描いた象形文字で、成人して自立する男の意。
 もとは先の鋭いさじを描いた象形文字だが、古くから代々伝わっていく血統を意味する。
 「中(竹札を入れる筒)+手」の会意文字で、記録役の姿を表し、特定の役目をあずかる意を含む。
 「人+口(あな)」の会意文字で、一つの穴からのぞくこと。転じて、一つのことを見極める意となった。
 「言+式(棒を用いて工作すること)」の会意兼形声文字で、その人やものを使って仕事をやらせてみること。
 上部は頭蓋の上がまだ合わさらない幼児の頭、下部は人体の形を描いた象形文字。
 「水+台(ものに作為を加えること)」の会意兼形声文字で、河川に人工を加えて流れを調整すること。
 「左側は乱れたいとをさばくの意+辛(罪人に入れ墨をする刃物)」の会意文字で、法廷で罪を論じ、みだれをさばくことばのこと。辞退の「辞」は別辞だったが、混用された。
 「手+\(横へ引く)」の会意文字で、手中のものがするりと横へ抜け去ることを示す。
 「人+昔(音符:日数を重ねること)」の会意兼形声文字で、金・物・力が足りないときに、それを重ねて補助すること。
 「禾(作物)+重(人が上から下に地面に向かって重みをかけること)」の会意兼形声文字で、上から下へ地面を押し下げて作物を植えること。
 「田の中いっぱいに米のある形+口印」の会意文字で、欠け目なく全部に行き渡ること。
 「示(祭壇)+兄(人のひざまずいたさま)」の会意文字で、祭壇でのりとを告げる神職をあらわす。
 「川+頁(あたま)」の会意文字で、ルートに沿って水が流れるように、頭を向けて進むこと。
 「刀+衣」の会意文字で、衣料に対して最初にはさみを入れて切ることを示す。
 「木+公(音符:つつぬけ)」の会意兼形声文字で、葉が細くて、葉の間がすけて通る松。
 「竹+夭(ほそい)」の会意文字で、もとは細い竹のこと。これに口をつけたのが’わらう’という意味の正字。
 「口+昌(明白にものを言うこと)」の会意兼形声文字。昌が明らかの意で専用されたため、唱の字がつくられて原義をあらわした。
 「火+堯(高い)」の会意文字で、高くほのおや煙をあげてもえること。
 象の姿を描いた象形文字。ぞうは最も目立った大きい形をしていることから、形という意味になった。
 「火+昭(音符:半円を描いて右から左へと光がなでること)」の会意兼形声文字で、すみからすみまで半円形にてらすこと。
 「貝(財貨)+尚(音符:原義とは関係がない)」の形声文字で、功労に相当するほうびをあてがうこと。
 下にふせてうつむいた目を描いた象形文字で、身をかたくこわばらせて平伏するどれい。
 「人+言(はっきり言う)」の会意文字で、一度明言したことを押し通す人間の行為のこと。途中で屈することなく、まっすぐのび進む意を含む。
 「戊(ほこ)+丁(トントンとたたく)」で、四方から土を盛り上げて、タンタンとたたいて城壁を作ること。
 「目+少」の会意文字で、目を細めてこまごまと見ること。小さく減らす、の意味にも用いる。
 「水+青(きよく澄んでいること)」の会意兼形声文字で、清らかに澄んだ水のこと。
 「争(とりあう)+青(澄み切っている)」の会意兼形声文字で、取り合い争うことをやめて、しずかな状態になること。
 「巾(ぬの)+庶の略体」の形声文字で、巾印をつけて、座布団を示す。
 「禾(作物)+責(財貨の貸借が重なってつらさや刺激を与えること)」の会意兼形声文字で、ぞんざいに作物をたばねること。
 「木を二つに切ったさま+斤(おので切る)」の会意文字でざくんと中断すること。
 「竹+即(ひざを折った人)」の会意文字で、人間のひざのように一段ずつ区切れる竹のふし。
 「言+兌(音符:人の着物をときはなつ)」の会意兼形声文字で、ことばでしこりをときはなつこと。
 「水+戔(刃物で切って小さくすること)」の会意兼形声文字で、水が少ないこと。
 「戈(武器)+単(ぱたぱたとたたく)」の会意兼形声文字で、武器で敵をぱたぱたとなぎ倒すこと。
 「巽(多くの人をそろえること)+動詞の符号」の会意兼形声文字で、そろえてみてえらぶこと。
 「上部は犬の脂肪肉+火」の会意文字で,脂の肉を火で燃やすこと。
 「二つの手と一印」の会意文字で,ある物を両者が手で引っぱりあうさま。
 「食の略体+口(入れるところ)」の会意文字で,食料となる穀類などを入れておく納屋。
 「畄(す)+木」の会意文字で,高い木の上の鳥のすのこと。
 「木+○印(たばねるひも)」の会意文字で,たき木を集めて,中央にひもを回してたばねること。
 「人+側(音符:食器のそばに食器用ナイフをくっつけたさま)」の会意兼形声文字で,そばにつければ一方に偏ることから,そば,かたよるなどの意味を表す。
 「糸+賣(音符:財貨を取引して流通させること)」の会意兼形声文字で,途絶えないように糸でつないで,後から後からつづくこと。
 「衣+十」の会意文字で,まとめられて引率される雑兵や小者をあらわす。小さくまとめて引き締める意から,最後に締めくくる意となり,最後という意味を派生させた。
 「子+糸(小さく細い糸。系も同義)」の会意文字で,子の系統を引く,いちだんと小さい子ども=まごのこと。
 「ひもで物を通した姿+巾(たれ布)」の会意文字で,長い布のおびでいろいろな物を腰に付けることを表す。
 「阜(土盛り)+豕(ずっしりと思いぶた)」の会意兼形声文字で,ずっしりと思い積み土のこと。原義は堆の字が表すようになり,隊は重々しく集まった人間の集団の意になった。
 「しんにょう(進む)+羊(安産のシンボル)+大(音符)」の会意兼形声文字で,羊のお産のようにすらすらとおすこと。
 籐のつるを編んで作ったはたきを描いた象形文字。うすく平らなはたきのイメージから,一重であり薄い意を生じる。
 「网(あみ)+直(まっすぐに見る)」の会意兼形声文字で,かすみ網をまっすぐにたてておくこと。
 「人+中(まんなか)」の会意兼形声文字。
 「貝(財貨)+右側は四角い枠を描いた象形文字」の会意兼形声文字で,枠の中いっぱいに財貨をつめこむこと。
 亀甲・獣骨がぱんと割れてできたひびを描いた象形文字。二つに分かれるという意味のほか,占いに使われたことから兆候の意を派生した。
 「肉+易(太陽が明るく高く上がること)」の形声文字で,長い腸のこと。易の原義とは関係がない。
 「人+右は積み石の下底を一線で表した指事文字」の会意兼形声文字で,背の低い人を指す。転じて,広く,低い意味を表す。
 「广(いえ)+積み石の下底を一線で表した指事文字」の会意兼形声文字で,建物の下底のこと。
 「人+亭(建物の土台が棒をたてたように動かないさま)」の会意兼形声文字で,人が一所にじっととまって動かないこと。
 「白+勺(一部分をとくに取り出すさまを描いた象形文字)」の会意兼形声文字で,一部分だけとくにとりあげて,白くはっきりと目立たせること。
 「上部は竹簡(竹の札)の形を描いたもの+それをのせ並べる台」の会意文字で,ずっしりとした書物を平らに陳列すること。
 「人+専(まるく転がる)」の会意兼形声文字で,まるいものを転がすように,次々と伝わるの意を表す。
 「止(足)+彳(いく)+土」の形声文字で,陸地を一歩一歩とあゆむこと。
 「奴(ねばり強い女のどれい)+力」の会意兼形声文字で,ねばり強く力を入れるの意。
 「火+丁(=停)」の会意兼形声文字。
 「尚(広く高く広がる)+土」の会意兼形声文字で,広く高い土台のこと。転じて,広く高い台上にたてた立派な建物のこと。
 「人+動(音符)」の国字(日本製の漢字)で,人が活動して働くことを表す。
 「牛+寺(音符)」の会意兼形声文字で,群れの中でじっと直立して目立つ種牛のこと。それだけに特出するの意を含む。
 「彳(いく)+右は貝+寸(=手)の会意文字で,財貨を手に入れたさま」の会意兼形声文字で,行ってものを手に入れること。
 「生(くさの芽生え)+母(子を産む)」の会意兼形声文字で,もとは生殖強精剤として調合された薬草のこと。刺激が強く,常用すると害を及ぼしたことから毒物の意を生じた。
 「火+芸の原字(人が植物を植え育てるさま)」の形声文字で,もとは火が燃えてあついこと。芸の原義とは関係がない。
 「心+今(中に入れて含むこと)」の会意兼形声文字で,心中深くで考えること。または,口を開かず含み声で読むこと。
 「貝(二つに分かれた貝を描いた象形文字)+攴(動詞の符号)」の会意兼形声文字で,まとまった物を二つに割ること,または割れること。
 「木+毎(母親がどんどん子を産むこと)」の会意兼形声文字で,多くの実をならせ,女性の安産を助ける木の意。
 「十(集める)+専(平らに広げること)」の会意兼形声文字で,多くのものが平らに広がること。
 「食+反(ばらばらになる,ふやける)」の会意兼形声文字で,粒がふやけてばらばらに煮えた玄米のめし。
 鳥が飛ぶ姿を描いた象形文字で,羽を左右に広げてとぶこと。
 「貝(財貨)+弗(音符)」の会意兼形声文字で,財貨を支払ってばらばらに分散させること。
 棒きれを伸ばすため,両側から当て木をして締め付けたさまを描いた象形文字。締め付けると動く余地がなくなることから,ずれる余地がないことをしめす。
 「要(細い腰)の略体+火」の会意文字で,細かい火の粉が軽く目立って飛び上がるさま。
 「木+票(音符:細かい火の粉が高く上がるさま)」の会意兼形声文字で,高くあがったこずえ。
 ふっくらとふくれた花のがくを描いた象形文字。fuの音を借りて口をつけた「否」が作られたが,fuの音をもつ「不」もまた否定の意味をもつようになった。
 大の字になった人の頭に冠などをつけた姿を描いた象形文字で,成人に達したおとこを表す。
 「人+寸(=手)」の会意文字で,手をぴたりと他人の体につけることを示す。
 「广(いえ)+付(人の背に手をぴたりとつけるさま)」の会意兼形声文字で,ものをびっしりとひっつけて入れるくら。
 「刀+左側はとっくりを描いた象形文字」の形声文字で,もとは二つに切り分けることだが,二つのものがくっついてペアをなす意に専用される。
 「米+分」の会意兼形声文字。
 「上部は斤(武器のおの)+下部は両手」の会意文字で,武器を手に持つさまを示す。
 「左ははまりこんだ上下の間接骨+刀」の会意文字で,間接を刀でばらばらに分解するさまを示す。
 =邊。「しんにょう(すすむ)+鼻の両脇のふくらんだはしの部分」の会意兼形声文字で,いきづまるはてまで歩いていったそのはしの意。
 「上部はもと’糸+言+糸’で,糸がもつれて解けないさま+攴(動詞の符号)」の会意文字で,不安定にもつれてかわりやすいこと。
便 「人+更(ぴんと張る)」の会意文字で,かたく張った状態を人が平易にならすことを表す。
 体のできかけた胎児(巳)を子宮膜の中につつんでいるさまを描いた象形文字。
 「水+鹿と馬に似た珍獣+去(ひっこめる)」の会意文字で,池の中の島に珍獣を押し込めて出られなくしたさま。広く生活にはめられたわくをさすようになった。
 「臣(目の形)+人が伸び上がって立つさま+月+亡」の会意兼形声文字で,遠くの月を待ち望むさま。無いものを求めたり,見えないところを見ようとする意を含む。
 「牛+攴(動詞の符号)」の会意文字で,牛を繁殖させる行いを示す。
 木のこずえのはしを一印または・印で示した指示文字で,木の細く小さい部分のこと。
 「水+右側は全体をいっぱいに覆うこと」の会意兼形声文字で,わくいっぱいに水をみたして,その面を覆うこと。
 木のまだのびきらない部分を描いた象形文字で,また・・・していない,の意を表す。
 「肉+右側は水流の細く分かれて通じるさま」の会意兼形声文字で,細く分かれて通じる血管のこと。
 ひとみのない目を針で刺すさまを描いた象形文字で,盲目の奴隷を表す。盲目から物の分からない多くの人へ,さらに支配下におかれる人々の意となった・・・。
 「亡(ない)+舞の略体(人が両手に飾りを持ってまうさま)」の会意兼形声文字。
 「糸+勺(一部を高くくみあげるさま)」の会意文字で,ひもを引き締めて結び,目立つようにした目印。
 「力+甬(とんとんと突き通すように足踏みする)」の会意兼形声文字で,力があふれ足踏みして奮い立つ意。
 「女+臼(両手)+呂(背骨)」の会意文字で,左右の手で体をしめつけて細くするさま。女印は女性の腰を細くしめることから添えた。
 「食+羊(おいしくて形がよいものの代表)」の会意兼形声文字で,羊肉のように力をつける食物を表す。
 「水+谷(くぼんだ穴から水が出る谷川)」の会意兼形声文字で,くぼんだ滝壺や湯船の中に体を入れること。
 「禾(いね)+刀」の会意文字で,稲束を鋭い刃物でさっと切ること。すらりと通り,支障がない意を含む。
 「阜(おか)+右側は土が高くつもって広がったさま)」の会意兼形声文字で,もり上がって連なるの意を含む。
 ○型の穀粒を水で洗い,きれいにしたさまを表す会意文字。
 「米+斗(ます)」の会意文字で,穀物をますに落として入れ,かさを量ること。
 「◎(穀物)+重」の会意文字で,穀物の重さを天秤ではかること。
 「車+侖(順序よくならぶ)」の会意兼形声文字で,軸の周りに整然と配列され組み立てられた輪のこと。
 「米(たくさんの植物の代表)+犬(種類の多い動物の代表)+頁(あたま)」の会意文字で,多くのものの頭数をそろえて区分けすること。
 「△印(おおいの下に集めること)+人のひざまずく姿」の会意文字で,人々を集めて,神や君主の宣告を伝えるさまを表す。
 「冫(こおり)+令(神や君主の宣告を聞かせるさま)」の会意兼形声文字で,氷のように澄み切ってつめたいこと。
 「人+列(音符:いくつにも切り裂く)」の会意兼形声文字で,いくつにも裂いて,同類の物をならべること。
 「止(あし)+麻(作物を次々と取り入れて並べたさま)」の会意兼形声文字で,順序よく次々と足で歩いて通ること。
 「車+しんにょう(すすむ)」の会意文字で,いくつも車がつらなって進むこと。
 老人が腰を曲げてつえをついたさまを描いた象形文字。
 「上部は火を激しくもやすこと+力」の会意文字で,火を燃やし尽くすように力を出し尽くすこと。激しく消耗する仕事やその疲れを表す。
 「金(銅)+右側は竹や青銅器の表面をはいで文字を刻むこと」の会意兼形声文字で,青銅の表面を小刀で削り取り,文字をしるすこと。


5年生

 「土+厭(上からかぶせて発散させないこと)」の会意兼形声文字で,土をかぶせて出られないように押さえつけること。
 「禾(いね)+多(音符:多いとは無関係)」の会意文字で,稲が風に吹かれて横へ横へとなびくさま。
 「口(ふとん)+大(大の字になった人)」の会意文字で,下地をふまえてその上にのること。
 水流が細く支流に分かれて,ながくのびるさまを描いた象形文字。
 「上部はもと’火’を三つかいたもの+’宮’の略体」の会意兼形声文字で,周囲をたいまつで取り巻いた陣屋のこと。
 □印の場所を四つの足が巡っている姿を示す会意文字で,外側を巡って中を守ること。
 「やもり+彡(もよう)」の会意文字で,たいらにへばりつくやもりの特色に名付けた言葉。
 「水の字を横にしたもの+皿」の会意文字で,水がいっぱいになるさま。
 「水+夜(音符:昼の両脇に夜があるように,間隔を開けて同じものが連続している様子)」の会意兼形声文字で,一滴一滴たれる水のこと。
 「水+寅(まっすぐのびる)」の会意兼形声文字で,引くまたはのびるの意。演説の演は長く引き延ばして説明すること。
 「心+雁(人が胸に鳥を受け止めたさま)」の会意兼形声文字で,心でしっかりとうけとめること。
 「王(大きく広がる)+彳(いく)」の会意兼形声文字で,勢いよく広がるようにどんどん前進すること。
 「木+貝2つに女(首に巻く貝の飾り)」の会意兼形声文字で,花が木をとりまいて咲く木。
 「心+因(下地の上に乗って,下を押さえつけること)」の会意兼形声文字で,恵みを与えて,ありがたい印象を心に残すこと。
 「屈曲したかぎ型+口」の会意文字で,のどを屈曲させて,声をやっと出すこと。転じて,屈折を経てどうにか認めるの意に用いる。
 「人+右は手でカバーをかぶる,の意」の会意兼形声文字で仮面をかぶる人間の動作を表す。
 「人+賈(倉庫や店舗を構えて買いだめする商人)」の会意兼形声文字で,商人のつけた売値このこと。
 「水+可(のどの曲がり目でかすれ声を出す)」の会意兼形声文字で、¬型に曲がったかわのこと。
 「しんにょう+咼(自由に動く関節)」の会意兼形声文字で、さわりなく通過することこから、勢い余って行き過ぎること。
 「貝+加(上に何かをのせること)」の会意兼形声文字で、礼物を積み上げることから、転じて物を送ってお祝いすること。
 「心+夬(コの字にえぐりとること)」の会意兼形声文字で,心に使えていたものがえぐりとられたように,さわやかな気持ちのこと。
 「角+刀+牛」の会意文字で、刃物で牛の体を分解するこをと示す。
 「木+各(足が石につかえて止まったさま)」の会意兼形声文字で、つかえて止める固い棒の意。
 「石+寉(音符)」の形声文字で,もとは固い石英のこと。固く動かない,明白である,などの意味となる。
 「頁(あたま)+客(かたいものにつかえて止まるさま)」の会意兼形声文字で、頭の中でとくに固く受け止めるひたいの部分。
 「干(突いたりたたいたりする棒または武器)+刀」の会意兼形声文字で、斧で切るの意。昔は木や竹の札に文字を書き、誤りは小刀で削って訂正した。
 「左は日が昇るような強い力を表+干(太い棒)」の会意兼形声文字で、中心となる丈夫な幹のこと。
 「心+貫(一つの線で貫いて変化しない意)」の会意兼形声文字で、一貫したやりかたに沿った気持ちのこと。
 「目+艮(頭蓋骨のくぼみにはまっている眼球)」の会意兼形声文字で、眼球の原義を表す。
 「土+其(四角い箕を描いた象形文字で、四角いの意)」の会意兼形声文字で、四角い土台のこと。
 「ウ(いえ)+奇(体が一方に偏った不自然な姿勢)」の会意兼形声文字で,たよりとする家の方にかたより,よりかかること。

 「手+支(えだを手に持つさま)」の会意兼形声文字で、枝のように細かい手細工のこと。


















 「玉+見」の会意兼形声文字で,玉が見えることをあらわす。「見る」より「見える」という意味を強調した文字。

 「古(かたくなった頭骨)+攴(動詞の符号)」の会意兼形声文字で,かたまって固定した事実になること。
 「人+固(音符)」の会意兼形成文字で、かたいひとつひとつのものを示す。

 「力+交(人が足を交差させた姿)」の会意兼形声文字で,実際の結果が出せるように努力すること。

 「耒(すき)+井(四角いわくの形)」の会意兼形声文字で,すきで畑地に縦横のすじを入れて,四角く区切ること。
 古くは「石+黄」と書いた会意兼形声文字。金属を含み,黄色く光る石の意。のち金属を含むことを強調して金偏となった。広いとは関係がない。






 「卅(柵)+火」の会意兼形声文字で,平穏な生活をうばう大火のこと。








 「先が二つ+貝」の会意文字で,足先を二つ並べて,主役を助けて並んで進む脇役のこと。


 「木+支(えだを手に持つさま)」の会意兼形声文字で、「支」のもとの意味を表す。










修 「攸(人の背中を流れる筋状の水=細長い)+彡(飾り)」の会意文字で、切れ目なくすらりと細長く姿が整っていること。










 「心+青(澄み切っていること)」の会意兼形声文字で,心を動かすもののこと。











 「手+妾(女性のどれい)」の会意兼形声文字で,相手とくっつく動作を表す。



 「金+戔(小さくけずること)」の会意兼形声文字で,もとは小さな銅銭のこと。




 「人+象(動物のゾウを描いた象形文字)」の会意兼形声文字で,ゾウは大きく目立つことから,ひろく姿や形の意を表すようになった。
 「土+曽(せいろうとこんろの上に湯気が出ているようす)」の会意兼形声文字で,土を上へ上へと何層にもつむこと。





退








 「しんにょう+つくりは,ひとつにまとめるの意」の会意兼形声文字で,まっすぐ一筋にまともに向かうこと。


 「金+同(穴をあけてつきぬくこと)」の会意兼形声文字で,穴を開けやすい,柔らかい金属の意。





 「肉+かめの足+ム(力を出して働くこと)」の会意兼形声文字で、かめやくまのようにねばり強い力を備えて働くこと。



 「片(木のきれはし)+反」の会意兼形声文字で,文字や図柄が書き込まれた板。





















貿




綿

 「食+余(スコップのような道具で土を押し広げること)」の会意兼形声文字で,食べ物に余裕があること,または余ること。


 「田+各」の形声文字で,田畑を開拓して,小道をつくること。転じて,近道をして横切る,無駄な手数を省くなどの意味となった。
 「上部は開きそうな戸を止めること+田(一定の面積の土地)」の会意兼形声文字で,動きやすいものをある場所の中にしばらくとどめること。



6年生

 「大きなざる+両手を出した体」の会意で、一方の手と別の手をそえて持つさまから、’もう一つの’の意が生じた。
 「しんにょう+貴(もりあがって目立つ)」の会意兼形声で、ものを残して立ち去った後、残されたものが目立つこと
 「土+或(土地を矛(武器)で守る)」の会意兼形声。’或’が「ある」に借用されたため、土をつけて原義を表すようになった。
 「ウ(屋根)+于(大きく曲がる)」の会意兼形声で、大きくまるい屋根のこと。
 「日+央(音のみ)」の形声文字で、けじめ・さかいめという意味から、日光によって明暗のさかいめや形ができること。
 「止(あし)+廴(ひく)+ノ(のばす)」の会意文字で、長く引き延ばしてすすむこと。
沿 「水+ハ+口(つくりは、水が低いところへ流れていくの意)」の会意兼形声で、水がルートに沿って低い方へ流れること。
 刃がぎざぎざになった矛を表した象形文字。自分を表すようになったのは仮借。
 「又(=手)+火」の会意文字で、手で燃えかすの灰を引き出しているさまを表す。
 「手+広(=廣:空間が広がるさま)」の会意兼形声で、わくを広げること。
 動物の全身の皮をピンと張ったさまを描いた象形文字。
 「門+各(固いものにつかえて足が止まること)」の会意兼形声で、扉が止まるように置いたくいや石。転じて、上部構造を下から支える建築物(たかどの)のこと。
 「リ(刀)+害(かご状のふたを口の上にかぶせること)」の形声文字で、害の原義とは関係がない。
 「木+朱(切り株の木質部の赤い部分)」の会意兼形声で、切り株のこと。
 二股の棒を描いた象形文字で、武器一般を表す。乾かすの意味に用いるのは仮借。
 「上部は分散しかけたものを両手で受けるさま+下部は体をまるく曲げた人」の会意文字で、まるくまくの意。
 「手+目」の会意文字で、手をかざしてよく見ること。
 「竹+間(門の隙間から月の光がさしている様子」の会意兼形声で、間を開けてとじていく竹の札。
 「厂(がけ)+その上下にしゃがみこんだ人」の会意文字で、危ないがけにさしかかって、人がしゃがみ込むこと。
 「Πの形をした台を描いた象形文字+木」の形声文字で、もとは木の名。几にあてて、つくえの意味に用いる。
 「手+軍(兵車を巡らせて円陣を組むこと)」の会意兼形声文字で、円く円を描いて手を回すこと。
 「上部はまるく大きな荷物+貝(品物)」の会意文字で、大きく目立った財貨のこと。
 「矣(人が後ろを振り返って立ち止まるさま)+子+止(足)」の会意兼形声文字で、子どもに心引かれて立ち止まることから、思案にくれて進まないこと。
 「口+及(逃げる人の背に手が届くさま)」の会意兼形声で、口があるものにとどいて吸い付くこと
 「人+共(物を両手でうやうやしくささげるさま)」の会意兼形声で、共が’ともに’を表すようになったため、この字が原義をさすようになった。
 「肉+(両脇からはさむ)」の会意兼形声。
 「邑(むら)+卿(ごちそうに向かい合う人>向かい合うの意)」で、たがいに向かい合って、音や煙が通り合う村
 「力+つくりは熱気で乾いた土の意」の会意兼形声で、細かいところまで力を出し切って余力がないことから、こまめに働く意味になった。
 「竹+肋(すじばったあばら)」の会意文字
 「ノ(引き延ばす)+糸」の会意文字で、糸をつないでのばすこと。
 「苟(角に触れた人がおどろいて体を引き締めるさま)+攵(動詞の符号)」の会意文字で、かしこまって体をひきしめること。
 「言+敬(人が角にふれないようにはっと身を引き締めること)」の会意兼形声文字で、言葉で注意してはっと用心させること。
 「虎+豕(ぶた)で動物がはげしく争っているさま+刀(もとは力)」の会意兼形声で、はげしく力をこめること
 「水+つくりは白+放の会意文字で、水が当たって白いしぶきを放つこと」の会意兼形声文字で、水が激しく当たることを強調したもの。
 「ウ(家)+八(左右に分ける)」の会意文字で、ほらあなを掘り分けて、その中に住む穴居住宅を示す。
 「糸+つくり(=○+月(肉)の会意文字で、まるく巻いた虫)」の会意兼形声文字で、まるく巻いた蚕からとる糸、つまり絹。
 「木+’灌’のつくり」の形声文字で、もとは木の名。一般には棒ばかりの重りの意に用い、重さを担う力の意味となる。
 もと「かぶせる物+目」からなり、目の上にかぶせて、勝手な言動を押さえるわくを示す。憲はさらに心をそえた会意兼形声文字で、目や心の行動を押さえるわくのこと。
 「水+原(がけ下の泉から水の流れ出るさま)」の会意兼形声文字で、原の原義を表したもの。
 もとツは口ふたつをかき、「口2つ(口やかましい)+岩の原字」の会意兼形声文字で、いかついことばで口やかましく取り締まること。
 土器の模様の一部で、屈曲して目立つ矢印を描いた象形文字。はっと注意を呼び起こす意味を含む。人から呼ばれてはっとする者、の意味からおのれを表すようになった。
 「口+乎(息が下から上へハ型に分散するさま)」の会意兼形声文字。乎が違う意味に使われたため、呼が原義を表すようになった。
 「言+呉(人が首をかしげるさま→つじつまが合わないこと)」の会意兼形声文字。呉が国名に使われたため、誤が原義を表した。
 「人の変形+口(あな)」からなり、人体の後ろにあるしりの穴を示す会意文字。後ろの意味を持ち、転じて後宮に住む后のこと。
 「老人の姿を示す老の字の上+子」の会意文字で、大切にするの意。
 「王(偉大な者)+自(鼻→はじめ)」の会意兼形声文字で、人類開祖の王者というのが原義。
 「糸+工(音符)」の形声文字。
 「阜(おか)+(下向きの両足を描いた象形文字>下へ下りること)」の会意兼形声文字で、丘を下りることを明示したもの。
 「糸+岡(太いつなを描いた象形文字に山印をそえて、丈夫でかたい山を表す)」の会意兼形声文字で、丈夫な太綱のこと。
 「亥(ごつごつした豚の骨組み)+刀」の会意兼形声文字で、かたいものを刀でごつごつと彫ること。
 「禾(こくもつ)+(かたいから)」の会意兼形声文字で、固い殻をやぶった穀物の実。
 上部に下部が入り込む間接の骨を表す。骨はこれに肉を加えた会意兼形声文字。
 「口(かこむ)+木」の会意文字で、木を囲いの中に押し込んで動かないように縛ったさまを示す。動きが取れないで困ること。
 「石+沙(小さい)の略体」の会意兼形声文字。
 「坐(地面に座っている二人の人)+广(いえ)」の会意兼形声文字で、家の中で人の座る場所のこと。
 「齊(=斉:物がでこぼこなくそろったさま)+水」の会意兼形声文字で、川の水の量を過不足なく調整すること。
 「衣+(音符:才と矛で切ることを明示した字)」の会意兼形声文字で、布地を裁ち切ること。
 「竹+朿(とげの出た枝の象形文字)」の会意兼形声文字で、ぎざぎざととがって刺激するもの。
 長短ふぞろいな竹や木札をひもで横につないだ様子を描いた象形文字。
 「蠶は、虫ふたつ+(音符:間にもぐるこむ)」の会意兼形声文字で、桑の葉の間にもぐりこんで食う、群れをなす虫のこと。
 「矢が下方に進むさま+横線」の会意文字で、矢が目標戦までとどくさまを示す。
 「禾(こくもつ)+ム(自分だけのものをかかえこむさま)」の会意兼形声文字で、収穫物を細分して自分のだけをかかえこむこと。
姿 「次(人がしゃがんでものをそろえるさま)+女」の会意兼形声文字で、女性が顔や身なりを整えること。
 「見+示(音符)」の形声文字で、まっすぐ見ること。※祭事とは関係がない
 「言+司(音符)」の形声文字で、次々とつないで一連の文句をつくる小さい単位。つまり単語や単語のつながりのこと。
 「志(心が一点めざしてとまること)+言」の会意兼形声文字で、ことばを書物や心の中にとめておくこと。
 「石+茲(どんどんふえる)」の会意兼形声文字。
 弓に矢をつがえている姿に、寸(手)を添えた会意文字。
 「舎(体を伸ばして休む場所)+手」の会意兼形声文字で、手の力を抜いて指を伸ばし放すこと。
 人が手幅で長さをはかる、その手の姿を描いた象形文字。
 しなやかな髪の毛をとく、体の柔らかい女性を描いた象形文字。のち、草冠や口つくなど変化した。柔軟な意味を表す。
 「木+つくりは豆(高坏)を立てる>ものを立てる動作」の会意兼形声文字で、立木のこと。
 「H(二本のひもを一つによじりあわす)+攵(て)」の会意文字で、ばらばらのものを一つに集める動作を示す。
 「ウ(やね)+示(祭壇)」の会意文字で、祭壇を設けたみたまやを示す。転じて、一族の集団を意味する。
 「京(おおきいおか)+尤(て)」の会意文字で、大きい丘に設けた都に人が集まること。転じて、まとめをつけること。
 「日(太陽)+人が3人(大勢の人)」の会意文字で、太陽の下で多くの人が働くさま。上部の日は後に誤って血と書かれたものが正式となった。
 旧字:從「从(前の人に後ろの人が付き従うさま)+止(あし)+彳(いく)」の会意兼形声文字で、つきしたがうこと。
 「糸+従(つきしたがう)」の会意兼形声文字で、糸がつながって細く伸びること。縦に長く伸びることから、縦の意となった。
 「糸+宿(人が囲いの中に縮んで入ったさまにウ(やね)をそえたもの)」の会意兼形声文字で、ひもをぎゅっとしめて縮めること。
 「火+上部(音符:人がすわって植物を植えるさま)」の形声文字で、もと火が燃えてあついこと。
 「糸+屯(音符:芽が地上に出かねてずっしりと精気をたくわえたさま)」の会意兼形声文字で、布の両端の房がずっしりと垂れたさま。房は単色であることから、混じりけがない意味になった。
 「夂(あし)+几(だい)」の会意文字で、足を止めて床几に腰を落ち着ける意を示す。
 「者(こんろの上で柴をもやすさま)+网(あみ)」の形声文字で、網の目のようにひとこまごとに、人を配置して落ち着けること。
 「言+者(こんろで柴をもやして火気を集めること)」の会意兼形声文字で、一所に多くのものが集まること。転じてさまざまなの意。
 「阜(土盛り)+余(△型のスコップで土や行きを左右に押しのけること」の会意兼形声文字で、じゃまな土を押しのけること。
 「左部(長い台をたてに描いた象形文字)+肉+寸(て)」の会意兼形声文字で、もと一番長い中指を将指と言ったことから、転じて、長となって率いるなどの意味が派生した。
 「人+易(音符:殤の略体)」の会意兼形声文字で、強くものに当たって傷つくこと。易(太陽)とは関係がない。
 「阜(壁やへい)+章(音符)」の形声文字で、平面を当てて、進行をさしとめること。章(明らかにする)の原義とは関係がない。
 成は戈(ほこ)+丁(打って固める)の会意兼形声文字で、トントンたたいて固めること。城は「成+土」の会意兼形声文字で、住民全体を防壁の中へ入れて、土を盛って固めた城。
 「艸(くさかんむり)+烝(上へ熱気が立ち上る)」の会意兼形声文字で、もとは草が上へ盛んに伸びることを表した。今は蒸すこと。
 「金+十(音符)」の形声文字。
 「人+二」の会意兼形声文字で、二人が対等に相親しむことを示す。
 「穂の垂れた形+土」の会意文字で、型にたれる意。
 「手+隹(ずんぐりと下ぶくれした鳥の姿)」の会意兼形声文字で、ずっしりと重みや力をかけておすこと。
 「手の形+一印」の会意文字で、手の指一本の幅のこと。手をちょっとおく、などの意を含む。
 「成(四方から土を盛り上げて城壁を作る)+皿」の会意兼形声で、容器の中に山盛りに盛り上げること。
 「呈(まっすぐ述べる、差し出す)+耳」の会意兼形声文字で、耳がまっすぐに通ること。分かりがよい、さといなどの意。
 「成(かけめなくまとまる)+言」の会意兼形声文字で、かけめない言行のこと。
 「ウ(いえ)+亘(まるく取りまして区画を区切る)」の会意兼形声文字で、周囲を垣でとりまいた宮殿のこと。転じて、あまなく巡らす意に用いる。
 「寸(手の指一本)+糸をまいた紡錘の象形文字」の会意兼形声で、紡錘は何本もの原糸を集めることから、専一の意味が生じた。
 まるい穴から水がわき出るさまを描いた象形文字。
 「先(足+人の会意文字で、足先のこと)+水」の会意兼形声文字で、細い隙間に水を通すこと。
 「水+(九+木の部分は、液体を入れる箱)」の会意文字で、色汁の中にやわらかくじわじわと布や糸をひたすこと。
 「羊(見事な供え物)+言(明白なものの言い方)2つ」の会意文字で、たっぷりとみごとなこと。
 「玉串または動物を、両手を添えて差し出すさま」を示す会意文字で、物をそろえてまとめる意。
 空気を抜き通す窓の象形文字に、’穴’を加えたもの。
 「刀+倉」の形声文字で、倉(くら)とは関係がなく、刃物で切れ目をつけること。工作の最初の手順という意味から、はじめるの意にも使われるようになった。
 「壮(すらりと背の高い男の人)+衣」の会意兼形声で、すらりと細く身ごしらえをすること。
 「曽(コンロの上にせいろうを重ねて湯気が出ている様子)+尸(家の屋根)」の会意兼形声で、何段にも屋根が重なった建物。
 「手+つくりは、うわついてせわしないこと」の会意兼形声文字で、手先をせわしく動かし、うわべをかすめてたぐること。
 「艸(くさ=収穫物)+下部は、臣+戈で武器を持った臣下」の形声文字で、蔵の原義とは関係がない。
 「肉+蔵(しまいこむ)」の会意兼形声文字で、人体内にしまいこまれている諸器官のこと。
 「左上部+子」の会意文字で、残された孤児をいたわり落ち着ける意。のち、大切にとどめるの意味になった。
 「酒どっくりの形+手」の会意文字で、すらりと形の良い礼式用の酒器。形よく安定していることから、たっといの意味になった。
 「ウ+つくりは、草がじっと根を定着させたさま」の会意兼形声文字。
 「手+つくりは、重くのしかかる意」の会意兼形声文字で、ずっしりで肩に荷の重みをかけること。
 つくりは「穴+手+火」からなり、手を深く入れてさがすこと。
 「言+延(のばすこと)」の会意兼形声文字で、むやみに引き延ばしたそらごと。同じ音の’旦’などにあて、とくに人の赤ん坊が余に生まれ出ることをいう。
 「左部は布の両端を上から下へ垂らしたさま+殳(動詞の符号)」の会意兼形声文字で、踏みたたくようにして通る石段や階段のこと。
 「日+爰(ぬくぬくとあたたまること)」の会意文字で、日光が行き渡る温かいところ、の意。
 「直(隠れたものを直視する)+人」の会意兼形声文字で、なにかにまともにあたる、ものの値打ちにまもとにあたる、の意。
 「ウ(やね)+由(音符)」の形声文字。もと、家や船の上を覆う屋根のこと。転じて、世界を覆う空間を宇、時間の広がりを宙という。
 「心+中(中、中身などの意)」の会意兼形声文字で、中身が充実して欠けめのない心のこと。
 「艸(くさかんむり)+者(柴を燃やして熱を集中すること)」の会意兼形声文字で、ひとところにくっつく、または書き付けるの意。
 「广(いえ)+廳(音符)」の会意兼形声文字で、訴えや事情を聞くところ、つまり役所のこと。
 「頁(あたま)+丁(直線がてっぺんにつかえる>てっぺんの意)」の会意兼形声文字。
 「水+朝(草の間から日が出るさま)」の会意兼形声文字で、あさしおのこと。
 「貝+任(人が荷をかかえこむこと)」の会意兼形声文字で、代金を払ってまるがかえすること。
 「やまいだれ+甬(つきぬける)」の会意兼形声文字で、全身を貫くような痛みのこと。
 「尸(しり)+衣+エ4つ(重しをかけること)」の会意文字で、体を重しにして尻の下に敷き、物を平らにのばすこと。
 「言+肘の略体」の形声文字で、ことばですみずみまで追求すること。
 「黒+尚」の形声文字で、多く集まるの意。仲間同士でやみ取引をする、意味もある。
 「米+唐」の形声文字。
 「尸(からだ)+(凵+土の会意文字=土の塊や穴のこと)」の会意兼形声文字で、太りがちで動作がにぶいことから、一定の場所まで届いてとまること。
 「左側(動物を火で焼く)+隹(とり)」の会意文字で、火あぶりのようにつらいことの意から、つらい災害ややりずらいことなどを表す。
 「左側(子どもを手で覆ってかばうさま)+し(つばめ=子授けの使い)」の会意文字で、子どもを育てるの意。やわらかくねっとりした、の意を含む。
 「言+刃(よく鍛えられた刃物=ねばり強い)+心」の会意兼形声文字で、じわじわと対象の特徴を心に印象づけること。
 「糸+内(納屋の中に入れ込むこと)」の会意兼形声文字で、織物を貢物としておさめ、倉にいれこむことを示す。
 「肉+右側は、頭に毛が生えた姿」の会意兼形声文字で、やわらかい意味を含む。脳みそのやわらかい特質に着目したのだろう。
 「水+右側は、川から支流が分かれた姿の象形」の会意兼形声文字で、右側の原義(川の支流)をあらわす。
 「整ったささげ物+手」の会意文字で、礼物をささげ、両手を胸元で組んで敬礼をすることを示す。
 「肉+北(二人の人がせなかを向け合ったさま)」の会意兼形声文字で、背中または背中を向ける、の意。
 「肉+市(植物の双葉がぱっと開くさま)」の会意兼形声文字で、ぱっぱっと開いて息をする内蔵。
 「人+非(羽が左右に開いたさま)」の会意兼形声文字で、左右に分かれてかけ合いの芸を演じる人で、のちに役者を意味するようになった。
 「玉2つ+刀」の会意文字で、玉を2つに切り分けること。
 「日+免(音符)」の形声文字。暗くて見えない、の意を含む。
 「口+不(ふくらんだつぼみを描いた象形>puという音から否定の意味に使われる)」の形声文字。否定の意味に’口’をそえて、言語行為であることを示した字。
 「手+比(音符:並べる、つきあわせる)」の会意兼形声文字。
 「示(かみ)+必(両側からしめつけるさまを描いた象形)」の会意兼形声文字で、入り口を閉めて内容が分からないようにした神秘なこと。
 「肉+右側は、重複してふくれること」の会意兼形声文字で、腸が幾重にも重なってふくれた腹。
 「大+隹(とり)+田(地面)」の会意文字。鳥が飛ぼうとして、地上で力をこめて羽ばたくこと。
 立(人が地上に立った姿)を2つならべて、同じようにならぶさまを示した会意文字。
 「阜(土盛り)+右側は、土+比>きちんと並んだ土の段」の会意兼形声文字で、もとの意味をさらに明白にした後出の字。
 「門+才(裁の原字で、断ち切って止めること)」の会意文字で、門を閉じて出入りを絶ち止めること。
 木の切れ端を描いた象形文字。
 「衣+甫(圃の原字。平らにへばりつくの意)」の会意兼形声文字で、布切れを平らにして、破れ目をぴったりつけること。
 「莫(草原の彼方に太陽が没するさま)+日」の会意兼形声文字で、莫の原義を表す。
 「ウ(かこう)+玉+缶(ほとぎ)+貝(財貨)」の会意文字で、玉や土器や財貨などを屋根の下に入れて大切に保存すること。
 「言+方(左右にはりだす)」の会意兼形声文字で、右に左にと歩いて、ことばでたずね回ること。
 人をL(囲い)で隠すさまを示す会意文字で、あったものが姿を隠す、見えなくなるの意。
 「亡(隠れる、見えなくなる)+心」の会意兼形声文字で、心中から消えてなくなる、つまり忘れること。
 「木+奉(両手でささげる)」の会意兼形声文字で、両手でささげ持つ木の棒。
 「木+攴(手にもつ)」の会意文字で、手に持つつえやむち。同じような物をつぎつぎにかぞえる単位。
 「巾(ぬの)+莫(草原の彼方に太陽が没するさま)」の会意兼形声文字で、物をかくして見えなくするおおい布。
 「ウ(いえ)+必(しめつける)+山」の会意兼形声文字で、深く閉じて人を近づけない山。
 「皿+明(あかりをとりこむ窓)」の会意兼形声文字で、皿に血を入れてすすり、神明(かみ)にあかしをたてること。
 「木+莫(太陽が草の間に沈んでいくさま)」の会意兼形声で、木で作った型に粘土を押しつけてつくる鋳型のこと。
 「言+つくりは目+幸(手かせ)の会意文字で、罪人を並べて面通しすること」の会意兼形声文字で、言葉を選んで並べつなぐこと。
 「邑+垂(地の果て、辺境)」の会意文字で、もと国境に置いた、伝令のための屯所のこと。
 「憂(心が沈んだしなやかな姿)+人」の会意兼形声で、しなやかにゆるゆるとふるまう俳優の姿。
 「力+幺(細く小さい糸)」の会意兼形声文字で、力の弱い小さい子。
 「谷(穴があいたさま)+欠(体をかがめたさま)」の会意兼形声文字で、空腹で体をかがめる様子から、空虚な不満があってそれを満たしたい気持ちのこと。
 「立+翼(別にもうひとつあって、対をなすつばさ)の略体」の会意兼形声文字で、別にもう一つある日、の意。
 「左側は、糸を上と下から手でひっぱるさま+右側は、押さえる、の意」の会意文字で、もつれた糸を両手であしらうさまを示す。
 まるくて連なった、魚かカエルの卵を描いた象形文字。
 「見+監(人が水鏡に顔を映して伏し目で見るさま)」の会意兼形声文字で、下の物を上から見回すこと。
 「衣+里(すじ目のついた田畑)」の会意兼形声文字で、もとは縦横のすじ目模様の布地。こうした模様は衣服の裏地に用いられたことから、裏を表すようになった。
 「彳(おこない)+聿(手の形と筆の形を合わせた会意文字)」の会意文字で、人間の行いの基準を、筆で箇条書きにするさま。
 「臣(伏し目)+品(いろいろな品)」の会意文字で、人が高いところから下方のものを見下ろすことを示す。
 「月+良(精白した米をたらすこと)」の会意兼形声文字で、月が清く澄んでいることから、人の性質にも使われるようになった。
 「言+侖((A(まとめる)+冊(文字を書く短冊)の会意文字で、字を書いた短冊をきちんと整理すること)」の会意兼形声文字で、ことばをきちんと整理してまとめること。



関連リンク

筆順教室 各学年配当漢字の筆順が、アニメーションで見られる。

 漢字は正しい筆順で書く経験を積むと、パターン化して新しい漢字の筆順を予想することができるようになる。低学年の場合、教師の運筆にあわせて’空書き’させることもあるが、新しい漢字に出会ったときにこのホームページを使って筆順を考えさせてみよう。
 2年生を担任したある日、「楽」という漢字が新出漢字として出てきた。
T:筆順教室の’楽’を見せて、「一画目はどれだと思いますか?」
C1:「左上の点だと思います。」
C2:「真ん中の’白’の点だと思います。」
T:「なぜ、そこが一画目だと考えましたか?」
C1:「左上から書くことが多いからです。」
C2:「’小’のように、真ん中から書くこともあるからです。」
T:「どの考えも、今まで勉強してきた漢字の筆順から考えたのですね。どちらもよく勉強していることが分かります。(C1をフォローする伏線)」
T:正解を一度表示。その後、もう一度再生して、同時に’空書き’をする。

学習アニメの館 漢字のなどの成り立ちをアニメーションで紹介。必見!

学習指導要領−国語科(文部科学省)



考察
 「東」という字が、なぜ東の方角を表すのか−。ある先生は、「木の向こうにお日さまが見える方角、という意味だよ。」と言った。面白い話だし、それで良いようにも思うけれども、やはり正しい知識を持ちたいと思う。なぜなら、「東」という字の説明の時は適当に説明できても、他の漢字の一部分になったときに行き詰まってしまう。例えば、「棟(むなぎ)」では、木偏と木の向こうにお日様が見える方角という意味の字を合わせたところで、何のことか分からない。やむなく、木偏にトウという音を借りて棟ができているという、分かったようで分からない説明になる。「東」は’突き抜ける’という意味で、太陽が地面から突き抜けてくる方角が東であり、家を突き抜けている木材が棟木なのである。一見、漢字の旁(つくり)は音を貸しているだけのように見えるけれども、偏に対して旁が選ばれるには理由がある。たしかなことは分からないけれども、「会意兼形声」という漢字が多いのはそのためではないだろうか。
 よく言われることだが、漢字に見られる「女」のイメージには驚くべきものがある。「数」という字にも女が入っているが、’女性を数珠繋ぎにする’とは、いったいどんな場面を漢字にしたのだろう。古代の日本には女性を蔑視する考え方はもともとなかったとも言われているが、そうするとこうした漢字を輸入するとき、きっと困ったことだろう。それから、「取」という字は古代の戦争で敵の左耳を取って戦功のしるしとしたことがもとだそうだ。古代も現代も戦争は残酷である。
 逆に感動した文字もたくさんある。「知」は矢と口の会意文字で、矢のように真っ直ぐに物事の本質を言い当てること。「習」はひな鳥が羽を何度もばたつかせて飛ぶ練習をしていることろだそうだ。誰が考えたんだろうと思い、感心する。
 ’日’はいつも太陽を意味するわけではなく、’口’の中に・が入ったものだったり、 ’明’が太陽と月という明るいものを合わせてできた漢字ではないということは、ちょっと想像できなかった。   ’白’はホワイトの白のこともあるが、’自’を略したものや、動詞の符号のこともある。

参考文献
藤堂明保著「漢字のはなし」(朝日選書)
同編「漢和大字典」(学研)
阿辻哲次著「部首のはなし−漢字をを解剖する−」(中公新書)

harakin