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ダンケルク

 映画「ダンケルク」観てきました。
 きっかけは、少し前に帰省していた長男と「関ヶ原」を観に行ったときの予告編を見て、面白そうだと思ったからです。
 第二次世界大戦中、ドイツ軍に包囲された連合軍の脱出作戦を、史実をもとに描かれたものです。はらきんはこの作戦について何も知らなかったので、少しだけ調べて行きました。
 脱出作戦なので、両軍入り乱れての戦闘シーンはありませんが、自分は生きるのか死ぬのか、という切迫感は強く感じました。爆撃、潜水艦による魚雷、機銃掃射・・・。沈みゆく輸送船で、撃墜された飛行機のコクピットで、水が口まで上がってくるのを見る「しんどさ」は、「Uボート(1982年公開)」を思い出させました。
 この作品の特徴として、ナレーションや台詞が少ないと感じました。駄目な映画や演劇ほど「説明」が多いと思っていましたが、一切ありません。その代わり、今パイロットは、燃料を心配しながら戦っているとか、不時着地点を探しているとか、いった状況を画面から読み取らなければなりません。見ている人に説明するための台詞も当然ありません。生死の境目で、多弁な人はいないのが普通でしょうね。予告編にもありましたが、登場人物の背景が一切ありません。この兵士にも恋人や家族がいる・・・、そのような描写はありませんでした。「死にたくない兵士と勇敢な民間人」という対比も新しく感じました。
 主人公の兵士がボロボロになって祖国にたどり着いたとき、出迎えた老人とのやりとり。
老人「よくがんばったな。」
兵士「生きて帰っただけだ。」
老人「それで十分だ。」
 この映画を象徴しているように思う場面でした。どこかの国が作った、炭鉱の脱出映画より・・・やめておきましょう。

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